上海市の冠婚葬祭、有給、産休、育休など従業員の休暇基準

●情報

 

◆結婚休暇

条件:男性22歳以上、女性20歳以上の従業員

休暇日数:10日

待遇:給与満額支給

 

◆出産前休暇

条件:①妊娠7ヶ月以上の女性従業員。②経二級以上の医療機関で証明された習慣性流産暦、重度妊娠症、合併症等で正常な生育に影響が出る者。自己申請後、会社の認定

休暇日数:2ヵ月半

待遇:①支給額の80%。②出産前休暇を取らないものには毎日1時間の休憩をお付与

 

◆出産休暇

条件:法令で決められた夫婦であること

休暇日数:①98日。内出産前は15日の休暇取得が可能。②育休休暇30日。③難産の場合は15日追加。④多胎児出産の場合は赤ちゃん1人当たり15日追加

待遇:①生育保険に加入している場合は前年度の平均給与を基準として生育保険基金が支給する。その従業員の出産前の給与が市平均給与の300%を超えている場合は、超過分は会社が補填する。生育保険に未加入の場合は出産前の給与を基準に会社が支給する。②その従業員の生育あるいは流産の医療費は生育保険の規定に従って、生育保険基金から支給される。生育保険に未加入の場合は会社が支給する。

 

◆授乳期休暇

条件:①出産育成後、その従業員が仕事に従事することが困難である場合、自己申請後、会社の許可が必要。② 経二級以上の医療機関で証明された産後に母子の健康の影響が重度の場合、自己申請後、会社の認定

休暇日数:6ヵ月半

待遇:支給額の80%。②授乳期休暇を取らない従業員は毎日1時間の休憩を付与。多胎児出産の場合は赤ちゃん1人当たり1時間の休憩を付与。

 

◆流産休暇

条件:計画生育の範囲での流産

休暇日数:①妊娠4ヶ月前の流産の場合は15日。②妊娠4ヶ月以降の流産の場合は42日

待遇:出産休暇と同等

 

◆計画育成奨励休暇

条件:①子宮内にリングを入れた場合は2日。②子宮内にリングを入れた場合、以降毎年1日。③子宮内のリングを取り外す場合は2日。 ④去勢手術をした場合は30日。⑤初めての堕胎手術やリングの失敗による13週前の薬物流産や吸引式流産は14日。13週前の掻き出す手術の場合は21日(13週以降の場合は30日)⑥皮下埋植剤を行った場合は5日。⑦皮下埋植剤を取り出した場合3日。⑧リングや皮下埋植剤異なった結果の月経不順による受診等は5日

 

◆産後休暇

条件:高所、低温、冷水、屋外での激しい労働、国家規定第三級の肉体労働

休暇日数:従事する内容の変更もしくは1日休暇

待遇:公休扱い

 

◆法定休暇

条件:国務院発表の休暇中の非調整部

休暇:①元旦1日。②春節3日。③清明節1日。④労働節1日。⑤端午節1日。⑥中秋節1日。⑥国慶節3日。

待遇:日割り支給額の300%

 

◆有給休暇

条件:1年以上の従業員。但し①私事欠勤20日を超えている場合、1年以上10年未満の従業員で年間の病欠が2ヶ月以上、10年以上20年未満の従業員で病欠が3ヶ月以上、20年以上のの従業員で病欠が4ヶ月以上の者には有給休暇は支給されない

休暇日数:①1年以上10年未満は年5日。②10年以上20年未満は年10日。③20年以上は年15日

待遇:規定の給与支給

 

◆病気休暇

条件:労働災害以外での病気で会社の許可が必要

待遇:①治療による休暇が6ヶ月以内の場合、a)10年未満の従業員は給与の70%。b)10年以上20年未満の従業員は給与の80%。c)20年以上30年未満の従業員の場合は給与の90%。d)30年以上の従業員の場合は給与の95%。②治療による休暇が6ヶ月以上の場合、a)10年未満の従業員は給与の60%。b)10年以上20年未満の従業員は給与の65%。c)20年以上の従業員の場合は給与の70%。

 

◆帰省休暇

条件:両親もしくは配偶者が別の省市で労働し、就労期間が1年以上で、公休を利用しても会えない、もしくは一夜を共にし翌日昼まで一緒にいることができない者。ただし両親のどちらかと公休を利用してあえる者や、結婚後配偶者が外地での勤務が2年以下の者は帰省休暇を取れない。

休暇日数:①配偶者に会う場合はどちらか一方のみ30日。②未婚の従業員が両親に会う場合は年1回20日、もしくは2年1回40日。③既婚者の従業員が両親に会う場合は4年1回20日。

 

◆喪中休暇

条件:直系の親族(両親、配偶者、子女)及び育ての親が死亡した場合

休暇日数:各企業の規定によって決定

待遇:会社の規定日数は有給休暇と同等。

 

※上記は上海市の場合であり、全国共通ではありません