一般人がスパイ容疑を掛けられないための行動注意(第2弾)

●情報

 

第1弾では街中の注意事項を取り上げましたが、第2弾ではレジャーでの注意をご案内します。

 

→第1弾はこちら

 

春になり暖かくなってくるとレジャーにも行くようになると思います。その中で特に注意が必要なのが

「釣り」です。特に海での釣りになります。

 

海釣りは別に禁止でもなく、普通に楽しんでも良いレジャーです。多くの日本人が釣りを楽しんでいますので、別に問題があるわけではありません。

では何が問題なのかと言うと、中国では一般的に漁港は外国人立ち入り禁止に指定されています。

ただし、漁師の紹介や漁師の連れ、漁港関係者帯同であれば問題ありません。

ここで注意しなければいけないのが写真です。

釣りの思い出に1枚、連れた魚を前に1枚。皆さん何の迷いもなく撮影しています。

しかしこれは非常に危険な行為なのです。

 

日本でも報じられているように海賊国家になった中国の漁師は多くが武装した民兵です。全てではありませんが1つの漁港の70%から90%が武装漁船で民兵になっている場所もあります。

普段は普通の漁師ですし、釣り船の船長ですが、有事の際は兵士に変わり、船は軍艦になるわけです。

これらは中国でも最高機密に当たるものになりますので、このような場所で撮影をすればスパイと疑われても仕方がありません。

 

そこで中国で釣りを楽しむために注意して頂きたい事があります。

 

1、漁港内で日本語で騒いだりしない。

2、漁港内でカメラや携帯電話を使って写真を撮らない

3、漁港から出た場所でも、漁船が写り込む形で写真を撮らない

4、船上では釣れた魚と本人のみ撮影し、漁船の船体が入らないように注意する。特に船体番号は厳禁。

5、岸壁から近い場合は海を背にして写真を撮るようし、岸壁が写らないようにする。

6、釣りを主催する幹事は全員の身元をきちんと把握し、これら注意事項を徹底させる。

7、軍、公安、漁港関係者に注意された場合は、すみやかに指示に従う。

 

中国の海岸はそこらじゅうに軍事関連施設があります。また黄海では中朝関係が悪化した場合は最前線になります。現在、中朝国境付近は緊張状態が続いており、軍関係者の話によりますと、中国側から北にカメラを向けると北の兵に狙撃される可能性が高いということです。最新のニュースに注視し、中朝国境付近に出かける際は、現地公安や人民解放軍の指示に従うように心がけてください。

 

春になりせっかくの楽しい釣りですから、これらを守って楽しい釣りをしてください。