5月1日から磁気テープ式キャッシュカードが使えなくなるは誤報

●情報

 

最近ネットやWechatのモーメンツのニュースになっている、「5月1日から磁気テープ式キャッシュカードが使えなくなる」に関して、全て中国語でのニュースなため、不安に感じている方も多いかと思います、実際に中国人も勘違いしている人も多く、ネットで炎上している状況です。

 

では実際に5月1日からどうなるのかと言うことをご説明します。

 

現在市場で使われている中国国内銀行のキャッシュカードは3種類あります。

1、磁気テープ式キャッシュカード

2、磁気テープとICチップが一緒になっているカード(以下複合式カードという)

3、ICチップ式カード

 

このうち今回変更があるのは2番目の複合式カードになります。

この複合式カードの磁気テープの使用を停止すると言うものです。

つまり複合式カードを持っている場合、5月1日からはICチップのみでの利用となります。

ですから飲食店などでデビットカードとして使用する場合、磁気テープで読み取るのではなく、ICチップで読み取る形になるのです。

 

現在中国内のATMやCDSは全てICに対応しており、店舗のPOSも95%以上がIC対応機になっておりますので、読み取る場所が変わるだけで、今まで通り使用が可能であります。

 

1の磁気テープのみのカードに関しては、今まで通り磁気テープ読み取りが可能で、継続して使用することが可能になります。

 

巷では磁気テープが使えなくなると騒いでおりますが、実際は継続して使用できますので、ご安心ください。

 

ただ磁気テープ式カードはICカードと違って、スキミング被害に遭いやすいという欠点があることもまた事実です。

 

現在各銀行では磁気テープ式カードをカード番号を変更せずにICカードに切り替えること可能となっております。

手続き方法は各銀行で差はありますが、パスポートと該当のカードを持って、口座を開いた銀行支店に行き、申請する形になります。

手続き期間は約1週間から10日程度で、カードの受け取りは銀行によって違いますが、支店で受け取れる場合もありますし、各省市の本行に取りに行く形になります。

手続き中はカードの使用ができませんので、ご注意ください。