憲法改正案によるネット検閲強化に関する注意

●情報

 

先日、中国の憲法改正案が決まり、それによってネットが荒れることとなりました。

現在、これに関するあらゆる語句が検索できない状況となり、またこれに関する電子メール、ブログ、SNS等は厳しく検閲され、当局によって削除作業やアクセス禁止処置が行われております。

 

中国に滞在する邦人の多くが微信(Wechat)を利用していると思いますが、当然、微信は当局が監視できるSNSツールです。当然、日本語でも英語であっても監視されております

 

憲法改正に関する内容を日本人同士であっても書き込んだり、発信しますと削除やアカウントの停止となってしまう可能性があるばかりでなく、国家転覆罪などの厳しい処罰を受ける可能性もあります。

 

また日本人同士でのグループチャットであっても、これに関する内容を書き込んだ場合は、書き込んだ本人だけでなく、現行法ではグループの発起人も処罰の対象となります。

 

現在ネットでは反対派の人達があらゆる隠語を使って、反対を訴えておりますが、これら隠語も既に検閲の対象となっております。

 

中国国内のブログやSNSで憲法改正に触れる発信をしたり、隠語に含まれる語句を使用した文章の発信に注意してください。

 

中国には中国のルールがあります。たとえ我々日本人に理解ができないルールであっても、ここは中国です。しばらくは情報発信に使用する単語や内容に注意するよう、心がけてください。