野良犬に注意!60キロの野良犬に噛まれ幼児が重傷。

●情報

 

5月7日午後、北京市朝陽区の住宅小区内で5歳の幼児が野良犬に噛まれ重傷になるという事件が発生しました。

これを受け朝陽区公安局では現在大型の野良犬の駆除を行っております。

 

北京では自宅で飼う犬の大きさに制限があり、大型犬の飼育が禁止されていますが、野良犬には関係ありません。

 

中国の野良犬の多くが中国固有種の田園犬というもので、非常に気性の荒い種であります。

また中国は狂犬病のある国で、毎年500人程度が死んでいます。

 

飼い犬の場合、1年に1回狂犬病の免疫注射をした後、管轄の派出所に登録しますので、大都市の飼い犬に関してはほぼ狂犬病の心配はありませんが、地方の農村や町ではまだまだ飼い主に狂犬病に対する意識が低く、死亡者が出ているのが現状です。

 

最近では上海の古北地区や虹橋地区でも小型商店の閉鎖や再開発によって、外地人が故郷へ帰ることをになり、結果、外地から連れてきた犬を持ち帰らずそのまま放置。現在野良犬が非常に多くなっております。

 

子どもとお出かけの際、野良犬を見かけても決して手を出したり、触れたりすることのないよう、お子様に指導してください。

 

また万が一野良犬に噛まれた場合は傷の大小に関係なく、必ず病院に行くようにしてください。

決して「これくらいなら大丈夫」などと自己判断することのないよう、狂犬病のある国だということを忘れず対処するように心がけてください。