●情報
現在多くの国の空港で入国審査の自動化ゲートが採用され始めており、中国でも日本でも自動化ゲートが主流になりつつあります。
しかしながら、便利な自動化ゲートですが、まだまだ横のつながりが薄く、一部面倒な点もございます。
例えば中国への入国を自動化ゲートを使用した場合、入国スタンプがないため、ホテルのチェックイン等でもめたりなど、自動化ゲートが’先行した結果のトラブルがあります。
これは日本でも同じで、実際にあった不具合の一つを紹介します。
外国に滞在する駐在員は日本国内の住民票を海外転出にしなければいけません。そのため帰任した際はお住まいになる自治体の役所に転入届けを出さなければいけません。
しかしこの転入届の際、海外転出からの転入の場合は帰国を証明するものが必要になります。
今まではパスポートを身分証として提示し、入国スタンプを持って帰国を証明できました。
しかし自動化ゲートでは入国スタンプが無いため、役所で転入届を受理してもらえないという現象が発生しています。
したがいまして帰任される場合は自動化ゲートではなく、通常の入国審査をされることをお勧めします。
ただどうしても時間的余裕がなく、自動化ゲートを利用したい場合は以下のことに注意してください。
・自動化ゲート通過後に入国スタンプ申請をする。
・ボーリングチケットの半券を捨てずに、役所の窓口で帰国証明として提示する。
・Eチケットの伝票や領収書を役所窓口に提示する。
自動化ゲートは出入国の多い方には便利なものですが、まだまだ欠点もあります。
帰任の際は十分注意してください。