滴滴出行の新安全対策。ワンタップ通報と緊急連絡先設定

●情報

 

4年で50件、53名の女性に性被害をもたらした滴滴出行。

9月15日23時より深夜のサービスが再開いたします。

 

滴滴はサービス再開に先駆けて、新安全対策のシステムを導入しました。

今後、滴滴を利用するにあったて設定しておくことをお勧めします。

 

新安全対策は「ワンタップ通報」「緊急連絡先設定」の2つです。

 

ワンタップ通報はその名の通り、滴滴のアプリ画面からワンタップで警察に通報できるというもの。

まだ公安部との調整が難航しているようで、近い将来、車内で危険を感じた際、この機能で通報すると警察につながり、自動で現在位置の位置情報、車両情報、運転手情報が通報されるというものです。

中国語が苦手な日本人の方にはありがたい機能です。

 

緊急連絡先設定は上記のワンタップ通報と連動しており、警察への通報と同時にあらかじめ設定してある人へ、同様の情報を自動で送ってくれるというものです。

例えば子供であれば親を設定しておいたり、駐在員の配偶者であれば旦那、駐在員であれば会社の総務人事部の中国人や通訳人員など、会社内や家庭内であらかじめ決めておくことも一つの安全対策です。

中国語ができない方の場合、ワンタップ通報で警官が駆けつけても言葉の壁があり、警官に事情説明できず、逆に運転手が嘘を言って逃げてしまったり、仕返しされたりする場合も予測されます。

そのため、緊急連絡先を中国語ができる人や、中国人を呼び出せる立場の人、きちんとした常識と知識のある中国人に設定しておけば、緊急時に駆けつけてもらえ、中国語で警察に説明することで安全を確保できるようになります。

 

多くの日本人も滴滴出行を利用していると思います。社内や家庭内で緊急連絡先に関して話し合い、設定することで、トラブル回避が可能となると思います。

駐在員の安全確保の一環として、検討する価値はあると思います。

設定は非常に簡単です。自分は大丈夫と考えず、家庭内や会社内でしっかりと決めておくことをお勧めします。