古北地区で不審者による暴行被害に関する注意

2018年1月31日15:00頃、水城南路の鹿特丹花園入り口(ローソン前)で、子供を連れた日本人女性が、突然中国人男性に蹴られるという事件が発生しました。

幸いこの女性にも子供にも怪我はなかったのですが、古北エリアに住む方は不審者に十分注意するよう心がけてください。

 

昨今、上海では特区構想や人口抑制などで、地方出身者や低所得者を排除する動きがあり、いわゆる農民工の不満も爆発寸前になっております。

このような人達が古北エリアに住む富裕層に怒りの矛先を向ける可能性も十分考えられます。

※決して農民工全てが悪いわけではありません。

 

また春節前でみんな帰郷しますが、十分なお金を得られず、家族の満足するお金を持ち帰れない地方出身者も多いと思います。そしてこの人たちの不満が犯罪へと変わる可能性は否定できません。

 

今回の暴行事件のみならず、スリ、強盗、誘拐などにも十分注意してください。

 

ここは外国です。外出時は常に回りに目を配り、ご自身で身を守ることも大切です。

不審者の接近、明らかに古北エリアに似合わない服装の中国人の接近には十分注意し、もし嫌な予感がした場合は付近の店や銀行に避難するように心がけてください。

避難後に被害がなくとも110番通報してかまいません。

 

またスリや強盗、暴行に遭っても、決して犯人を取り押さえるような行動は避けてください。

付近に仲間が潜伏している場合が多く、取り押さえようとすると、仲間達が集団で襲ってくる場合もあります。

もしスリや強盗などにあり、カバンをとられてしまった場合は、大声を出して、付近の人に助けを求め、小区警備員などの力を借りるようにしてください。

またすぐに110番通報すれば、監視カメラで犯人を追うことができます。

被害に遭われた場合は焦らず、周りに助けを求め、同時に110番通報するようにしてください。

 

家族や会社単位で110番通報の練習(中国語の練習)をすることをお勧めします。

110番通報で聞かれることは

1、何があったのか

2、場所はどこか

上記2点が基本です。

1に関しては「カバンを取られた(盗まれた)」「襲われた」「突然殴られた」などの想定できる中国語を勉強するとよいでしょう。

2に関しては通りの名前を言えば大丈夫です。交差点の場合は交差する道の名前の標識が漢字とピンインで記されてますので、それを伝えれば大丈夫です。

また路上の場合は付近のお店や小区入口全てに緑色の小さな住所表記があります。大きな字で番号が記されており、その下に小さな文字で道の名前が記されているますので、それを伝えましょう。

 

その他、聞かれることとして、通報者が外国人とわかると「付近に中国人(中国語ができる人)はいますか?」「怪我していませんか?」など聞かれますが、中国語がわからない場合は「わからない」と返せばよいです。

 

上海の場合は英語での通報も可能です。さらに場合によっては日本語を希望すれば、日本語ができる警官とのマルチ通話での通報も可能です。

 

今の時期はスリや強盗、変質者や不審者が多い時期です。十分注意してください。