プリペイド式会員カードトラブル事例

●相談内容

 

先日、新しくオープンした日本人経営の美容室で入会を勧められました。内容は500元で毎回10%OFF。1000元で1200元分+10%OFF。

カットも悪くなかったので、入会しました。

 

ところが数ヵ月後、突然お店が閉店。美容師も連絡が取れなくなりました。カードにはまだ800元くらい残っています。

 

どうしたらいいですか?

 

●回答

 

上海では昔からよくあるトラブルです。中には悪質なものもあり、会員を集めるだけ集めて消えると言う詐欺もありました。一時期社会問題になったくらいです。

 

最近はそういう悪質な物も減り、消費者側も店舗の信用度をチェックしてから、こういうサービスを受けるようになり、被害も減りました。

 

上海には消費者センターもありますが、どうする事もできないと思います。

 

どの店が信用があり、どの店が信用できないかは見た目ではわかりません。

 

通常大手チェーン店では通っている店舗がなくなっても、他の系列店で使えるようになっています。

しかし今回のように単体のみの店舗の場合、潰れてしまえばそれでおしまいです。

 

入会する際は、店舗の数、客入り数、該当店舗がなくなった場合の対処法など、きちんと約款に目を通してから入会する事をお勧めします。しかし小さな字で中国語で書かれていたら、読みませんよね。

ですから自己防衛のためにも、大手チェーン店以外では入会しないほうがいいと思います。

 

これらに対する消費者保護の法律はありません。

 

入会に関しては自分で自分を守るしかないようです。