2014年9月発布 上海市娯楽施設の取締り情報

●情報

 

昨今、上海市公安局では市内の娯楽施設内での違法行為の取締りを始めたようです。

 

すでに佰威大酒店地下の日式KTVでは一斉の取締りがあり、シースルー小姐を指名していた日本人や店内で小姐の服を脱がせて遊んでいた日本人が数名逮捕され、パスポート不携帯の日本人、身分証不携帯の小姐が派出所に連行され取調べを受けたとの情報が入りました。

 

今回は店への事前の通知も無く、突然の取締りとのことでした。

 

前回の取締り期間中に多くあった質問で

 

「KTVで小姐と飲んで歌っているでけでも違法か」との質問がありましたが、これは状況により違法になります。違法になる例としては

 

1、小姐の服装で肌の露出が多いドレスや制服の場合

2、隣に小姐が座った際の距離が近い場合

3、小姐がEカードを持っていない場合(服務員:Dカード、ママ・チーママ:Cカード、マネージャー・ママ・経理:Bカード、オーナー:Aカード)

4、深夜2時以降も電気が付いている店で、2時以降も店内にいて接客を受けていた場合。

5、各種許可のない店(営業許可、税務登記証、餐飲服務許可、公共衛生許可、酒類販売許可等)

6、客がパスポートを持っていなかった場合。

7、店内でのダンス、カラオケ個室内での小姐とのダンス

8、小姐、客を含め裸もしくは下着が露出していた場合。

 

他にもいろいろありますが、基本的には三陪行為になりますので、これは大丈夫というものはありません。

 

娯楽施設を利用される場合は以下の点に気をつけてください。

 

1、パスポートを携帯すること

2、Eカードの持たないもしくは他人のカードを使用している小姐を指名しない。

3、小姐の服装が露出の多い店には行かない

4、深夜二時前には帰宅する

5、小姐とのアフターを避ける

6.店内で服を脱がない

7、小姐との距離に気をつける

8、当たり前のことですが、小姐を持ち帰らない。

9、持ち帰りのある店に出入りしない

 

現在取締りが強化されている可能性があります。

 

弊社はぼったくり店の回収もやっておりますが、先週回収しに行った際、上海で一番古い組織の店舗が閉まっておりました。これらの状況からも、今回は何の通知も無く、抜き打ちで行っているものと推測されます。

 

このような状況で逮捕された場合は10日間の拘留、ビザの失効、再入国禁止等の重い処分となります。

 

また取締り時に違法行為の見つかった店の店内にいた場合はパスポート番号等は全て記録され、今後のビザ発給等に大きく影響します。

 

上海に駐在、観光、出張等で滞在されている邦人におかれましては、中国の法令順守に努めるよう心がけてください。

 

(転載禁止)