北京で外国人の社会保険加入がスタート

●情報

 

今年に入り、外国人の社会保険(五金)加入が報道され、話題が尽きない問題ですが、ついに北京で本格スタートしました。

上海は現段階ではまだ現状維持の状態ですが、この北京のスタートを期に主要都市を始め各自治体でもスタートする事が予想されます。

 

2011年10月15日から施行された社会保険加入ですが、今回スタートしたのは北京で。YAHOO(雅虎)やGoogle(谷歌)など300名の外国人労働者達が社会保険加入手続きを行い、適用第1号となったと北京頻道が伝えています。

 

今回は各外国人労働者を抱える企業の各人事担当者による一括手続により加入手続きが行われました。

 

外国人社会保険法の規定では、中国国内に登録される企業や社会団体において就業している外国人は社会保険に参加をしなければならないとされ、雇い主と本人はそれぞれ既定の社会保険費を負担しなければならいとされています。

 

また外国人を雇用した企業は就業日から30日以内に社会保険の加入手続きを行わなければならないとされており、社会保険に加入した外国人は中国公民と同様の保険待遇を受けることができるとされている。

しかしわれわれ外国人にとっては、以前STCCにアップした記事「社会保険加入義務について」のように、それほど五金の恩恵を受ける事は少なく、また日本でも所得を得ている方にとっては保険料の二重払いの問題も残っています。

 

色々問題の残る外国人の社会保険加入ですが、スタートしてしまった以上、従うしかありません。

 

北京でスタートした以上、まもなく上海や他の都市でもスタートする事が予想されます。

そろそろ、準備を始めなければいけない時なのでしょう。

 

◆STCCよりお知らせ

 

こういう新しい事が始まるときは、必ず詐欺を行う者がでてきます。

入ってきた情報によると、STCCの記事によく登場する自称コンサル詐欺会社G社K氏も何かを企てているようで、他にも公安がマークしている日系コンサル企業が社会保険に関する代理申請(実際にはできませんし上海はまだ始まっていません)や、中には社会保険の徴収されないようにできますと唄い、お金を集めているようです。

 

十分に気をつけてください。

 

[上海DMCコンサルタント]より