在上海日本国総領事館の管轄地域における呼吸器疾患の多発

在上海日本国総領事館の管轄地域における呼吸器疾患の多発

在上海日本国総領事館

2023年12月4日

感染症の予防に努めてください。

1.最近、中国では呼吸器疾患が多発しており、上海総領事館の管轄地域(上海市、江蘇省、浙江省、安徽省及び江西省)においても、全体的に増加傾向にあります。特に季節性インフルエンザの感染者数は増加傾向にあり、上海市内でも、学級閉鎖を行う学校も多くなっています。

2.なお、中国当局(国家衛生健康委員会)は、「呼吸器疾患は既知の病原体によるもので、インフルエンザウイルスを中心とするが、主流病原体は以下のとおり年齢層により異なる」としています。
1~4歳:インフルエンザウイルス、鼻ウイルス
5~14歳:インフルエンザウイルス、マイコプラズマ、アデノウイルス
15~59歳:インフルエンザウイルス、鼻ウイルス、新型コロナウイルス
60歳以上:インフルエンザウイルス、ヒトメタニューモウイルス、普通コロナウイルス

3.冬季は、呼吸器疾患が多発する時期であり、また、年末年始から来年の春節にかけては、中国国内の移動が活発化する時期でもあります。そのため、在留邦人の皆様におかれては、改めて基本的な感染症対策(必要な場面でのマスクの着用、手洗い、「密」の回避、換気など)を行い、感染症の予防に努めてください。インフルエンザについては、予防のためのワクチン接種も有効です。なお、お子様については、重症化する場合もあるため、高熱などの風邪様症状を呈する場合は早急に医療機関を受診されることをお勧めします。

(現地公館等連絡先)
○在上海日本国総領事館
(管轄地域:上海市、江蘇省、浙江省、安徽省、江西省)
   住所:上海市万山路8号
  電話:(市外局番021)-5257-4766(代表)
       国外からは+86-21-5257-4766(代表)
  FAX:(市外局番021)-6278-8988
        国外からは+86-21-6278-8988
  ホームページ:http://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/