●情報
三月末に「上海公安機関強制隔離戒毒診断評価実施細則」が公安の規定として発布され、それに伴いまずは静安分局を中心に麻薬使用者の取締り強化を実施しています。
今後これらは各区でも実施されます。
今回の取り締まりではKTV、BAR等の娯楽施設を中心に予告無く検査を実施し、麻薬使用者を確保するというものです。
すでに多くの中国人、外国人が捕まっております。
中国で一般的に流通している麻薬は大麻、覚醒剤(ヤーバー、ピン)になります。
中国では日本と違い麻薬の使用は治安管理処罰法で罰せられ、初犯で使用量が少ない場合は罰金2000元。使用量が多かったり、中毒になっていると判断された場合は行政拘留5日から15日ですが、使用量によっては今回の実施細則によって強制隔離もあります。
現在、検査及び取締りを強化しておりますので、BARやKTVを利用する際は必ずパスポートを持参し、付近に麻薬を使用していそうな怪しい人がいないことを確認するようにしてください。
店に入って「怪しい」と感じたら店を出るように心がけてください。
麻薬は犯罪ですから使用してはいけないものですし、命を奪うものです。
何を言われても決して使用しないようにしてください。
またこのような検査、取締りに巻き込まれること無いよう、周囲に十分注意し、自身の行動管理を徹底してください。
また製造、販売、輸送は極刑になります。これまで複数の日本人が輸送で逮捕され死刑になっております。その多くが知り合いから荷物を預かった結果、中身が麻薬だったというものが多くあります。
知人とはいえ、日本に一時帰国する際に荷物を頼まれたら、必ず中身を確認するようにしてください。
また空港のチェックインカウンターなどで、荷物を預かってほしいと声をかけてくる中国人女性がいますが、決して応じないようにしてください。
覚醒剤の運び屋になってしまえば中国では極刑もありますし、日本でも罰せられます。また仮にうまく運べても、その薬で多くの人が命を落とす結果を招きます。
決して麻薬には近づかないように注意してください。