HIV感染した血液の販売が急増。購入者の利用方法は復讐

●情報

 

このような感じでWechat等のSNSを利用して、HIVに感染した血液の販売が中国内で急増しています。

公安当局の調査でこれらを購入した者も多く、当局はこのような非道徳な販売や購入をしないよう注意を促しております。

 

また購入者の感染血液の利用方法が恐ろしく、ほとんどが異性に対しての復讐となっております。

今回これらHIV感染血液の販売が発覚したのも、復讐によって感染させられた人からの通報で、性交後に相手から告げられ、警察に通報したのがきっかけでした。

その後の当局の調査で、ネット上での販売や故意に感染させる事案が多数発見されております。

 

その他でもWechatや探探などで知り合った人に、自分がHIV感染者である事を告げず、自分が感染したことを恨み、故意に相手を感染させ、それをネット上で晒したり、ネット上でAさん「昨日○○を感染させてやったぜ!ざまぁみろ。ははは」、Bさん「マジで?」、Aさん「感染させた後でHIV感染者って言ったら泣いてたよ。もう微信はブロックしたしwww」(公安発表の微信会話より)などという書き込みもあります。

 

現在、中国内で確認されているHIV感染者は2018年第二四半期現在で820756人となっており、これはあくまでも確認されている数字で、実際はこの数十倍とも言われております。

 

また中国のHIV感染者は若い女性の間で急激に広まっており、そのほとんどが売買春による感染となっております。

更に中国では以前に内陸部の村でお金のために血液販売が流行し、その際に知識不足から一つの注射器を村全体で使い回し、村人全員が感染し、いわゆる「エイズ村」(現在は村ごと隔離中)なるものもあります。

 

外国人においては居留許可申請に必要な体格検査表がありますが、この中にHIV感染の有無の項目があります。つまり感染者には居留許可が発給されないということです。

発給後に感染が確認された場合、居留許可取り消しになる可能性もあります。

 

中国駐在や出張、旅行の日本人の一部には、買春を違法行為の意識なく行っていたり、買春目的のために公安情報を探したり、どうやったら捕まらないかなど、社会人として非常識な考えで中国に滞在している方も見受けられます。

去年まではサウナや置屋、性サービスを提供するマッサージ店などが多数あり、これら店舗ではコンドームを必ず使っているのですが、去年の取締り以降これら店舗は事実上壊滅し、一部は地下に潜ってしまいました。

また昨今では取締りの目から逃れるため、KTVで隠れ売春が広まり、俗に言う「持ち帰り」や買春である事を隠す言い訳として「恋人」と称した月極め契約買春なども横行しております。

これら売買春では知識不足や雰囲気、お酒の影響もあり、正しい感性予防や避妊をせずに性交を行ってしまう日本人も見受けられます。

過去には某日式KTVでHIVではありませんが性病が蔓延し、多くの日本人男性やその配偶者から感染してしまった事による相談が多数あったことを思い出します。

また性病キャリアの陪酒小姐がお金目的で、故意に客に感染させておいて「あなたに感染させられた。責任取れ」と恐喝や賠償請求する事案もありましたし、今でもそのような報告があります。

 

いずれも法令遵守を心がけ、正しい知識を身に付けていれば防げることであります。

今回「HIV感染血液の販売」と、「購入者は復讐で使用する」という非道徳的行為も発覚し、今後ますます感染が広がることが予測されます。

 

邦人におかれましては法令遵守を心がけ、正しい知識を持って自己防衛を心がけてください。