GW前、荷物を代わりに持って行ってください。に注意!

●情報

 

ゴールデンウィークに一時帰国される方も多いと思います。

 

この時期良く耳にするのが、空港チェックイン時等で重量超過で預けられないので、代わりに手続きしてもらえませんか?とか、日本に帰るならこの荷物を持って行ってもらえませんか?など多くあります。

 

しかし、ここにも落とし穴があります。

 

昨今話題になっている危険ドラッグです。

 

日本で売られている危険ドラッグの多くが中国から原料を持ち込み、日本で製造販売しています。

 

覚醒剤等は中国でも違法なのはご存知と思いますが、実は危険ドラッグの原料のほとんどが中国では合法なのです。

しかし中国で合法であっても、昨今の危険ドラッグ事件を受け、厚生労働省では多くの危険ドラックの成分(原料)を指定薬物にしております。そして多くの危険ドラッグ原料は外地の化学工場で製造し、上海が窓口となって日本の業者と取引をしています。

 

そこで注意してほしいのが、これらの化学薬品の運び屋にさせられてしまうと言う事です。

ゴールデンウィークになると多くの方が日中間を行き来します。

ドラッグの業者はこれら化学薬品を中国から持ち出せても、日本国内に入れる方法を考えています。日本に持ち込み税関等で逮捕されるからです。

そこで出てくるのが、一時帰国者や旅行者です。

ゴールデンウィークは短い為、多くの一時帰国者は簡単な荷物のみという方が多いのです。そこに目を付けた業者はこれら一時帰国者を運び屋にしようと企てます。

 

業者の手口は簡単で、空港の場合ではチェックインカウンターに並んでいると「すみません。私の荷物が多すぎてチェックインできません。超過料金が発生してしまいます。代わりにチェックイン時に私の荷物を入れてもらえませんか」と声をかけてきます。声をかけるのは中国人とは限りません。日本人の場合もありますし、日本人女性が日本人男性に声をかけてくる場合もあります。

 

また市内では「国際郵便だと時間と費用がかかる。日本に帰国するならこれを日本に持って行って、日本で宅急便に出してもらえませんか」と声をかけてきます。こちらも同様、中国人とは限りません。居酒屋やスナック等で知り合った日本人の場合もあります。

 

これらには絶対に応じてはいけません。中身が明確でないものを預かることの無いように注意してください。

 

中身が中国で出回っている覚醒剤や大麻で中国出国時に見つかれば、最悪極刑もあります。また危険ドラッグの原料であっても、日本入国時に見つかれば逮捕されます。

 

実際にこのような被害に遭われ、中国で極刑になったり、日本で逮捕された方も多くいます。

 

絶対に他人の荷物を預かることは避けるように心掛けてください。

人の親切心に付け込んだ落とし穴があると言う事を覚えていて頂きたく思います。

 

麻薬や危険ドラッグは人を傷つけ、家族と自身の人生を壊し、また他人をも気づ付け命を奪いかねない、絶対にあってはならないものです。このようなものに加担してしまえば、自身が気が付かなかったとしても、その人生に大きな影響を与えてしまいます。

 

簡単に言えば「さわらぬ神にたたり無」です。絶対に他人の荷物を預かったりしないように心掛けてください。