上海公安、微信110番通報を正式開始

●情報

刑事案件、治安案件など110番通報が必要な時、やはり大きな問題になるのが言葉の壁です。

それでも会話は苦手だけど、読み書きなら何とかできるという方には朗報です。

 

上海市公安局では1月10日よりWechatのミニプログラム昨日から110番通報できるサービスを正式に開始しました。

中国語での会話が苦手な方、タクシーなどの密室や監禁状態等で相手を刺激せずに通報したい時などでは十分有効な手段だと思います。

 

通報手順

 

1、Wechatの「発見」から「ミニプログラム」を選択。検索バーに「上海110」と入力しますと見つけることができます。

実際に通報しなくても、1度このミニプログラムを起動させれば、次回からWechatのチャット画面で、画面を下方向にスワイプすれば上部に「最近使用したミニプログラム」と出てくるので、便利です。

 

 

2、ミニプログラムを起動しますと、約定と同意に関する画面が出てきます。同意すると通報ができるようになります。

ドックには「微信報警(Wechat通報)」「視頻報警(ビデオ通報)」「電話報警(電話通報」等の項目もありますので、状況によって使い分けできます。例えば言葉ができず、喧嘩などで負傷し通報する際、自分の状況と町の建物の番地標を映せば警察が来てくれるでしょう。

 

 

3、通報画面で氏名、現在位置(おそらくGPSと連動してくれるはず)通報内容を書いて送信すると、110番のオペレーターとチャットが始まります。

 

 

自身の身を守るための手段は知っていて損はありません。

ぜひ自己防衛手段の一つとして覚えておいてください。

当然全て中国語です。ただ同じ漢字圏ですから音声通話よりはハードルが低いと思います。

中国ではいつどこで何が起こるかわかりません。自身の生活の中で警察を必要とする場面をある程度想定し、通報する場合の中国語のイメージトレーニングしておくのも良いでしょう。

スマホのメモアプリに「私は日本人です。中国語が苦手です。助けてください」などなどある程度中国語にして保存しておけば、便利かもしれませんね。