上海地下鉄のエスカレーター新ルール。日本人には慣れないルール。

●情報

 

日本の駅のエスカレーターでは、急ぐ人のために右側もしくは左側を空けるのがマナーです。

上海地下鉄ではこれまで左側を急ぐ人のために空けなさいとなっておりました。

実際はほとんど守られておりませんでしたが、当然左側に立ち止っている人がいれば「どけっ」と言えたわけです。当然ここは上海。どけっと言われてどくわけもなく、逆ギレされて嫌な思いをするだけなのですが、一応、そういうルールでした。

 

ところが今回発表された新ルールではこの「左行右立(左は空けて右側は立つ)」のルールが廃止され、「エスカレーターでは手すりを持ち、歩いてはいけない」となりました。

つまり今までは「どけっ」と言って言い争いになっても「正義は我に有り」だったのですが、新ルールでは「どけっ」と言ったらこちら側が「ルール無視のわがまま利用者」になってしまいます。

もしエスカレータで日本のように歩けば、鉄道警察に注意を受けることになります。

そしてその注意に反発したり、反論すれば、公務執行妨害や公共場所迷惑行為になり、場合によっては拘留なんてこともあります。

※昨今は警官への逆ギレは3度の警告後、改善されない場合は厳しく処罰されます。

 

ビジネスマンにとって時間は重要なのですが、エスカレーターは歩くなとなったので、歩かないようにしましょう。

 

間違っても立ち止っている人に「どけっ」なんて言う事が無いように気を付けましょう。