一部小区が独断で日本と韓国から来た人の小区進入を禁止

●情報

昨日より一部小区が独断で、「日本と韓国から来た人員の小区への進入を禁止する」という過激な通達を出しているという情報が入りました。

確認したところ、実際にそのような通達を出し、居住区に入る事すらできないという状況が発生していることがわかりました。

つまり隔離等ではなく、家に帰れないという状況が発生しているわけです。

 

ただこれは行政の方針から逸脱しており、即時撤回されるようですが、今後も過剰に反応した小区が独断のルールを通達する可能性があります。また居住区内の住人から差別される可能性もあります。

万が一、このような過剰な通達で生活を害されることがある場合、必ず110番通報してください。

 

ただ、なぜこのような事が起こるか。

それは外務省が日本の感染者数を正しく伝えていないからです。

韓国の約1000人は韓国国内感染ですが、2月26日AM7時現在の日本の感染者数は170人です。死者も1名のみです。

しかし中国ではダイヤモンドプリンセス号の感染者数を日本の数字として発表しているため、このような過激な通達が出てしまうのです。

これは日本政府や外務省が正しく発表するように根気強く言ってくれていないとも取れます。

また中国人の多くがダイヤモンドプリンセス号を日本の船と勘違いしていることも原因の一つです。

 

そこで中国に住んでいる日本人各々がWechatなどを使って、中国人に正しい情報を伝えていきませんか。

そもそもダイヤモンドプリンセンス号は英国籍の船であり、船の中は英国領になります。

パナマ船籍のカジノ船が日本の領海内でカジノ賭博だできるのと同じです。

日本の行政は領海内(軍は公海上でも可)では臨検はできますが、英国の法令下にあります。

本来、ダイヤモンドプリンセス号の感染者数は英国に加算されるべき数字であり、乗客乗員が下船後に各国に数字を振り分けるべきなのです。

ただクルーズ船内は特殊な環境にあり、どうしても感染が拡大してしまいます。

そこでWHOもクルーズ船内の感染者数を「その他」としてカウントしているわけです。

この辺の仕組みを中国人はわかっておらず、日本から来た人の小区進入禁止という過激な通達につながってしまうのです。

外務省があてにならない現状で、このような過激な通達を無くしていく方法は、日本人各々が個別に中国人に正しい情報を教えることにあります。

このまま放置しますと中国に居る日本人は最低限の生活すら保証されなくなってしまいます。

今は他人事かもしれません。しかしいつ自分が住んでいる居住区が過激な通達を出すかわかりません。

我々日本人各々が正しい情報を中国人に伝えていくしかないのだと思います。

 

主要キーワードの中国語

クルーズ船「游轮」、ダイヤモンドプリンセス号「钻石公主号」、イギリス「英国」