労働節も屋内観光施設は継続して閉館。屋外公園は開放

●情報

新型コロナの影響で3月30日より臨時閉館している屋内観光施設は、労働節も継続して閉館となります。

東方明珠電視塔、海洋水族館、金茂大廈展望フロアなど全て閉館ですのでご注意ください。

現在開園している公園等は労働節も開園しております。

 

陸上交通(高速道路、鉄道)は概ね復旧しておりますが、国務院は改めて労働節の省市外への観光を自粛するように広報しています。

一部都市ではまだ14日間の隔離も実施しています。北京やハルピンでは現在も厳戒態勢です。

 

屋内娯楽施設に対しては正式に営業許可は出ておりません。国務院の営業停止通知の中の「地元判断に委ねる」という部分を利用して、現在経済的理由により地元当局の暗黙の了解で隠れて営業している店舗もあります。しかし、いつでも取り締れる状態という事を了解の上での営業です。

会社員の方でこのような場所を利用する方はいないと思いますが、万が一このような店に出入りする場合、日本では自己責任ですが、中国では居留許可の保証人である会社責任になることを忘れないでください。

また万が一、新型コロナに感染した場合の自身と周囲に与える影響や損失は甚大な物になります。通常の買春等の拘束とは比になりません。十分ご理解ください。

各企業におかれましては十分に社員の行動を管理し、感染防止に努めるようにしてください。

 

飲食店においても、決して防疫ルールが無くなったわけではありません。市場監督局などが巡回指導を行っております。店も利用者も正しい防疫を行い、感染防止に努めてください。

 

街の雰囲気は緩くなっていても、このように主要屋内観光地は全て継続して閉館となっております。ディズニーランドも閉園しています。

これらは上海市政府や各行政機関が決して緩んでいない証拠とも言えます。

逆に言えば東方明珠電視塔や海洋水族館、ディズニーランドが開館開園すれば、感染リスクが減少したという指標になるでしょう。

 

自己判断でマスクを外したり、「どうせ大丈夫。自分は大丈夫」などの正常性バイアスは感染リスクを拡大させるばかりでなく、正しくルールを守り、我慢して防疫処置をしている人の心を砕く結果を招きます。

外国であっても居留許可を頂いて滞在しているという事を認識し、現地のルールを守って感染防止に努めてください。

 

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