北京、瀋陽、大連等で新型コロナ感染散見。上海では隔離中の日本人が発症

●情報

中国では厳しい規制によってある程度の感染拡大防止は成功していますが、それでも12月に入ってからは各地で感染者が発見されています。

 

12月26日の新規感染者は北京が5例+1無症状、瀋陽市が3例+1無症状、大連市が4例+2無症状となっております。

 

また以前には成都で感染に気が付かずに数件の酒場などに出入りしていたり、先日は北京で自覚症状がありながら受診を拒否して出勤したり買い物をするなどの行動をする人がいました。

 

また北京の麦子店街道(日本人も多く住む地区)ではまたもや1人韓国に帰国後に感染がわかり、 緊急措置として日本人も多く住み、買い物もするエリアである凱賓斯基公寓1区と1区から3区までの商業施設、佳程広場1階から3階とA座とB座が閉鎖されるなどもありました。

 

上海では市内は落ち着きを見せているものの、またもや日本から中国に入国した日本人が隔離期間中に発症し入院する事態が発生しております。

 

その他の地域では隔離解除後に発症した人がいたりと、中国各地で新型コロナが散見されます。

 

中国の場合、発見後の措置が速いため、大きな感染拡大には至っておりませんが、それでも新たな新型コロナは確実に中国内に戻ってきていると言いえます。

この「出戻りコロナ」に感染しない為にも、マスクを常に着用するようにし、また不要不急の外出などは控え、人が密集する場所を避けるなど各自感染防止に努めてください。

 

現在の中国では新型コロナに感染しても身体は軽症で済む方が多いですが、感染した場合の社会的な部分や勤め先、社会的立場は間違いなく重傷を負います。

 

これから年末年始、春節など人が全国規模で動く季節になります。

去年の春節をみれば世界規模で感染が広がりました。

どこにウイルス保持者がいるかわからないという事を常に意識してください。

 

また昨今では隔離期間終了後に発症する事例も出始めております。

よく日本料理店などで隔離期間が終わったばかりの人が大声で隔離自慢をしているのを目にしますが、14日間という期間は保証された期間ではありません。

隔離期間終了後もしばらくは必要最低限の行動に留めるなど、世界に誇れる日本人として自主的に感染拡大防止に努めて頂ければと思います。

 

まだまだ決して油断できる時期ではありません。各自感染防止対策をお願いいたします。

 

 

 

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