上海日本人学校の入学条件変更に伴う注意

●情報

上海の日本人学校では入学条件に変更があり、複数の相談が来ております。

 

これまで親のどちらかが日本人で、その者が居留許可証を持っていれば、その子供は日本人学校に入学できたのですが、変更後は子供自身の家族帯同の居留許可証が必要となります。

 

その為、中国人と日本人の間で生まれた子供で、日本国籍を有していながら、中国に「旅行証」で入国している場合は、子供は居留許可証を取得できない為、日本人学校に入学できない状況となっております。

 

対策としては親のどちらかが日本国籍保持者で、中国の戸籍と中国のパスポートがあれば入学できるとのことです。

しかし中国の戸籍などは中国人の親の実家のある町で手続きしなければならず、手続きが大変になり、4月の入学に間に合わない場合もあります。

 

現在、家族帯同での中国入国は事実上できない状況ですが、旅行証での入国は中国側では中国人扱いになるため入国できます。

その為、旅行証で入国し日本人学校に入学できない状況が発生しております。

 

配偶者が中国人で、これから中国に入国し、子供を日本人学校に入学させようと考えている方は、旅行証ではなく、中国のパスポートで入国するか、日本のパスポートで入国し(2021年1月現在はほぼ不可能)、子供の居留許可証を取得するようにしてください。

 

また新型コロナの影響で生徒数が減少しており、その為、郊外区へのバスが廃止もしくは急激な値上げとなっております。

例えばある路線ではこれまで1人900元/月だったのが、1418.18元となり、更には1路線9名以下の場合はなんと1人3018.18元/月となっております。

 

郊外にお勤めの方で、子供を日本人学校に入学させようと考えている方は会社と相談の上、市区内の日本人の子供が多い地区に住めるように調整してください。

 

新型コロナの影響で色々な事が変更されております。

新たに中国に赴任される方は現地の生活情報や防疫情報など、最新の情報の入手に努めるよう心掛けてください。

 

 

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