暖房等電気製品の多使用で低電圧や停電になった場合の対処

●情報

寒波の影響で上海市では1月7日夜、市内の電気使用量が3339万Kwとなり、過去最高を記録しました。

 

一部小区や部屋では暖房等の使用による急激な負荷や、断続して高負荷がかかったことにより、低電圧や停電が発生しました。

 

もし自分の部屋が停電した場合、どのように対処したらよいのでしょうか。

 

まず低電圧の場合、小区の配電設備の老朽化が原因の場合があります。

低電圧になりますと、部屋の照明が点滅し始めたり、テレビや暖房が付かなくなったりします。

 

また停電の場合はいくつか確認事項があります。

まずは周囲の家や街灯を確認し大規模停電なのか、自分の部屋だけなのかを確認します。

次にブレーカーを確認します。ブレーカーは上海の住宅の場合、一般的には玄関の上についております。

各自、ブレーカーの位置を確認しておきましょう。

ブレーカーも落ちていなく、周囲も停電していない場合は暖房機器など複数を同時に継続して使用したことによるもで、電気メーターに付随するヒューズが飛んだり、メーターの安全装置が作動している場合があります。

上海の電気メーターは昔と違い、現在の物は密閉されており施錠されております。また古い高層マンションでは配電室に集約されており、いずれも鍵が必要になり、自身で修理することはできません。

 

このように低電圧や停電になった場合は周囲の状況を確認し、「95598」に電話しましょう。

「95598」は電力会社の修理の番号で24時間対応となっております。

電話後、修繕の人が到着まで15分から1時間と地域によって差があります。

また昨夜のような寒波の中、多くの住宅で停電や低電圧となっており、さらに遅れることが予測されます。

 

停電でも使用できるのは今の上海の家ではガスコンロくらいかもしれません。給湯器もウォーターサーバーも電気が無ければお湯は出ません。

小区や建物自体の停電の場合は水道ポンプが停止し、断水になる場合もあります。

寒波の中、電力会社の人を待つのは非常に大変です。

 

今回の寒波は予報では2日、3日は続く予報です。

各自、停電になっても大丈夫なように準備し、万が一異常があった場合はすぐに「95598」に電話しましょう。

 

過去の経験からすると、電力会社に電話し住所を伝えた後、修繕員の個人の携帯電話から電話がかかってきます。改めて住所を伝え、到着を待つ形になります。

最低限の中国語は必要になりますので、中国語ができない方は近所の方の協力を得るようにしましょう。

 

また復旧時の通電火災にも十分注意してください。

現在上海市では計画停電の予定もありません。稀に偽情報が出回る場合がありますのでご注意ください。

 

 

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