中国国内銀行の休眠口座整理が再び実施されます

●情報

中国の主要銀行が再び休眠口座や未使用口座、異常口座の整理を開始すると発表しました。

 

工商銀行は2021年7月から実施し、同年6月30日現在、3年間取引の無かった口座、残高が0元の口座でクレジットカード契約の無い口座などが対象になります。

 

建設銀行は2020年10月31日現在で3年以上の取引が無い口座、残高が0元の口座、一度も取引の無い口座が対象となります。

 

農業銀行は2021年3月10日現在、長期取引の無い個人取引(商舗等)口座の整理を行います。

整理対象は3年以上の取引が無い口座、残高が0元の口座となります。

 

郵政貯蓄銀行(中国郵政貯金)は2021年6月30に現在で同一名義の決算口座を持つ個人(Ⅰ類戸1つ、Ⅱ類戸5つ、Ⅲ類戸5つ)の整理を行います。

対象者は有効な身分証を持って、窓口で手続きを行ってください。

 

その他、各銀行も独自の規定で休眠口座の整理を実施しております。

2016年12月1より1銀行1口座制度もあります。

また使用しなくなった口座を他人に譲渡したり、売ったりした場合、またその口座が犯罪に利用された場合は、その名義人はさまざまなペナルティが発生します。

 

基本は3年なので、3年になろうとする口座にお金を入れたまま帰任し、動かしていない方は十分注意してください。

 

また新型コロナの影響で緊急帰任した方や、一時帰国後に中国に戻れなくなった方、そのまま日本勤務が決定した方もいると思います。

そういった方は今後も口座の動きに注意し、長期間未使用の場合は日本国内の銀行ATMでも銀聯カードが使用できますので、定期的に取引記録を残すようにしましょう。

 

 

 

※※STCC記事の無断転載、無断リンクは硬く禁じております。

Wechatはもちろん、LINE、ツイッター、フェイスブック等も含めたSNS、いかなる運営会社のブログ、掲示板、ホームページ、社内ネットワーク、クラウド、電子メール、SMSへの記事の転載やリンクも禁止しております。(トップページを除く)

また記事をスクリーンショットした画像の配布や発信も固く禁じております。

今後も適切な情報を中国で滞在する日本人に発信するため、無断転載、無断リンクに関するSTCC規定をご理解下さいますようお願いいたします。

無断転載、無断リンクに関する注意はこちら→「上海STCCの無断転載、無断リンクに関して