超音波加湿器を使用している方は注意。死亡事例も

●情報

 

冬になり空気が乾燥することから加湿器を利用している家庭も多いと思います。

特にお子様がいるご家庭では、上海の空気の乾燥は対策しなければいけない問題だと思います。

 

そこで登場するのが加湿器なのですが、中国では安いものなら50元から売っています。

 

しかし加湿器選びを間違えるとアレルギーが出たり、病気になったり、最悪死亡に至るケースもあります。日本でも大分県で死亡事例が発生しています。

 

加湿器にはいくつかの種類があります。

 

①スチーム式(加熱蒸気)加湿器

②気化式加湿器

③超音波式加湿器

④ハイブリッド式(気化+加熱)

 

この中で気を付けなければいけないのが③の超音波式です。

 

超音波式は超音波の振動でミスとを発生させるものです。

ヒーターを使っていないため電気代も安く、小型のものも多く、安価で使いやすいのが超音波式なのですが、デメリットが致命的です。

 

言ってみれば水をそのままミスとにして部屋中にまくのが超音波式です。つまり水のタンク内で細菌や雑菌、カビが繁殖していればそれも一緒に部屋にばらまく結果となります。

この結果、子供にアレルギーがでたり、感染症で死亡する例も出ているのです。

ネットで検索すれば死亡例のニュースがいくらでも出てきます。

 

中国では手軽で安価な超音波式が今でも多く売られております。

 

もし超音波式の加湿器を使う場合は以下の店に気を付けて下さい。

 

1,タンクの水は必ず毎日交換する。

2,1週間に1回はタンク及び配管を洗剤で洗浄して消毒する

3,購入する際はUV殺菌機能付きを選ぶ(効果は不明)

 

一方加熱式はヒーターを搭載しているため電気代は高くなりますが、加熱しているので細菌やカビは死滅します。

 

気化式はフィルターに水を染み込ませ、そこにファンで風を当てることで気化させて加湿します。そのため吹き出し口から蒸気は出ませんので過度な加湿でびちゃびちゃになることを抑えられます。また気化した水は細菌やカビの胞子よりも小さく、細菌やカビをばらまく結果にはなりません。ナノ粒子の水ですので肌にも良いといわれます。

またフィルターには除菌や抗菌のものを使用するメーカーが多くあります。フィルターは水洗いもできます。

 

 

お子様がいるご家庭では極力超音波式を避けることをお勧めします。

 

ちなみにSTCC事務所では中国メーカー(ハイアール/400元程度)ですが、気化式を使っています。

日本のメーカーも今では気化式に移行しており、パナソニックなどではナノイー付きの気化式加湿器もありお肌に優しい加湿器が出ています。(中国ではまだ販売していません)

 

お子様がいるご家庭では子供の健康に気を遣うことが多々あると思います。

加湿器もその一つです。

上海などの冬は非常に空気が乾燥し、乾燥した空気はウイルスの増大にもつながります。

新型コロナ対策でもある加湿器は選び方を間違えれば別の病気を引き起こしたり、最悪死亡するケースもあります。

 

心配であれば超音波式を選ばず、加熱式もしくは気化式を選ぶようにしてください。

 

 

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