国家衛健委発布、マスクに関する新ガイドライン

●情報

感染状況ですぐに変わるガイドラインですが、マスクの有無によるトラブル回避のためにもなるので参考にしてください。

 

「公衆科学マスク装着指引(修改版)」および「夏季空調運行管理と使用指引(修改版)」を元に低リスク地区におけるガイドラインとなります。

※ご自身の滞在地区のリスクレベルの調べ方は過去記事「自身の滞在地区の新型コロナリスク等級の確認方法」を参考にご確認ください。

 

オフィスや工場など:換気ができている環境で、従業員同士の間隔が1m以上の安全距離を確保できている状況である場合のみマスクは不要

 

公共場所服務員:商店、公共交通、レストラン、食堂、旅館、門衛、企業等の受付(フロント)従事者は使い捨てマスクを使用すること(本文では医療用、医療外科用とあるが…)

 

幼稚園等の従事者:教師、警備員、食堂勤務員などの従業員はマスクを着用するようにしましょう(建議)

 

小中学校の従事者:常にマスクを持ち歩くようにしましょう。キャンパス内では生徒と教師はマスク不要。警備員、清掃員、学食勤務者等はマスク着用

 

高校大学等の従事者:換気ができている環境で、間隔が1m以上の安全距離を確保できている状況である場合のみ教職員と学生はマスクは不要。ただし閉鎖空間、人が密集している場所、人との距離が1m未満の時はマスク着用。また警備員、清掃員、学食勤務者等はマスク着用。

 

 

これらをまとめると、中国政府は子供の感染リスクが低い事から、小中学生以下の場所でのマスクは緩く設定。

また大学や成人に関しては特定条件下(換気や距離)でのみマスク不要としています。

今回記載のの無い場面(屋外や飲食店の客等)は以前のガイドラインが引き継がれていると考えてよいでしょう。

 

決してご自身の判断でマスクの装着を決めず、ガイドラインに従う事で口うるさい物業や警備員とのトラブル回避つながります。

また外出時は常にマスクを携帯し、警察や武警、補警、保安、物業に指導された場合は素直に従いましょう。

 

中国は決して感染リスクがゼロではありません。中には自身や家族、大切な人の命のために、多少大袈裟でも真面目に感染防止対策をしている方もいます。こういう方に対して、決して「大袈裟だなぁ」とか「やり過ぎ」、「完全防備じゃん」などと安易な発言をしないように気を付けましょう。大袈裟であろうとそれは決して間違っている事ではありません。それぞれに感染防止に対する考え方があります。安易な発言はその人の努力を否定しかねず、その人の感染防止対策を終わらせてしまいかねないものです。たとえ心で思っても口に出さないようにしましょう。

持論で「もう中国は大丈夫」「マスクなんて効果ない」「こんな対策必要ない」「飲み屋だって怖くない」などを周囲に風潮するのも控えてください。これらの根拠に科学的証拠は何もありません。ご自身が感染するのは自由ですが、決して周りを巻き込まないようにしましょう。

またKTVなどの室内娯楽場所は現在特定条件下(感染防止対策実施が条件)での営業が許可されているに過ぎません。しかし実際の日式KTVは何もしていないのが現状です。中式KTVはしっかり実施しているのにです。ご自身がこのような店に行くのは勝手ですが、部下や同僚、友人をこのような店に誘う行為は控えるようにしましょう。すでに日式KTVの感染防止対策未実施に関しては関係当局に多数の通報が入っています。

 

今でも湖北省では無症状感染者が多くいるようです。実際に上海や北京に入ってから発症というのも定期的に発生しています。その都度、数十人が強制的に隔離されております。

たった一人の油断が多くの人や企業に迷惑をかける結果につながります。

疫病は自身だけの問題では収まりません。一人一人がしっかりと感染防止対策を実施していきましょう。

 

 

 

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