上海の子供の間で感染症が爆増。単日100人以上が陽性。

●情報

 

上海の児童の間で感染症が爆増し、疾病センターが緊急の対応に乗り出しております。

 

上海の小児科病院では連日、発熱、血便、腹痛、下痢の児童が押し寄せ、復旦児科医院では1日で900人以上の子供が押し寄せ、100人以上が何かしらの感染症で陽性となっております。

患者数は現時点で8月より31%増となっております。

 

主な診断結果は

 

①インフルエンザ(A型、B型)

②マイコプラズマ肺炎

 

主に5歳以下の児童に集中しております。

 

上海市では原因を究明するとともに対策に乗り出しており、幼稚園や学校では緊張が走っております。

 

また西安市でも似たような状況となっております。

 

現段階で原因として考えられるものとして、最近の台風による洪水、大雨によって排水が間に合わず、下水が逆流して道路などが冠水。水が引いた後、病原菌や細菌を含んだ泥が乾燥して粉塵として空気中に舞い、それを吸い込んだことで抵抗力の低い児童にマイコプラズマ肺炎が発生しているのではという見解です。

 

主な症状としては急な発熱と悪寒。重度の頭痛や筋肉の痛み。脱力感、腹痛と下痢などがあります。

 

お子様のいるご家庭では外出時や幼稚園、小学校ではマスクを着用するなどし、お子様の健康管理に気を付けてください。

また急な発熱などあった場合は様子を見るのではなく、直ちに発熱外来を受診するようにしてください。

インフルエンザやマイコプラズマ肺炎は飛沫感染や接触感染が原因ですので、他人への感染を避けるため必ず専門の発熱外来を受診してください。

 

長寧区から近い児童病院は威寧路を北上し橋を越えた先にある上海児童医院(泸定路院区)。または閔行区虹橋鎮にある復旦大学付児科医院(地下鉄12号線顧戴路) があります。

 

上海児童医院(泸定路院区)は比較的新しい病院で、元は静安区にあった上海児童医院で、上海に10年以上滞在している人ならわかりますが上海の小児科と言えば昔からこの病院です。

復旦大学付児科医院も小児科病院としては歴史が長く優秀な病院です。

 

現在上海を中心に感染児童が爆増してます。上海市疾病センターも「猛増」という言葉を使っております。

お子様連れのご家庭では子供の感染対策を行うと同時に子供の健康状態にいつも以上に注意してください。

また各企業も家族帯同の駐在員がいる場合は注意喚起をお願いします。

 

 

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