上海で自分の住む小区で感染者が出た場合、小区封鎖は本当ですか?

●情報

最近日本人の間で小区内で感染者がでると小区ごと封鎖され、事実上の隔離になるという話題が出ています。

若干地区により差はありますが、上海市の場合、日本人が住んでいるような大型小区や、市城市区内の一般的な小区ですと、小区の完全封鎖は行いません。

郊外の村などでは医療機関が無かったり、遠かったり、また感染が広がると村の組長は処分される為、過剰な反応を示す場合もありますが、一般的な小区では完全封鎖はしませんのでご安心ください。

 

小区内に感染者が出た場合の流れ

居委会、物業管理、保安は感染者から聞き取りを行い、密接感染者を捜索します。密接接触者は自宅隔離となります。

同時に地区行政は疾病コントロールセンターに連絡し、緊急の高レベル消毒を行います。

消毒場所は感染者の住む建物の廊下、階段、エレベーター、更には密接接触者の住む場所も同様に消毒します。以降、消毒回数は2倍の頻度で毎日消毒します。

また過剰反応し興奮する住民に対してはグループチャットや個別の面談で話し合いを行い、落ち着かせます。

またボランティアの人が毎日2回、隔離されている住民の家を訪問し、検温や必要な物の買い出しを行ってくれます。

 

とくに接触もない住民は普段と同じ生活ができますし、会社への出勤も可能です。

 

多くの方が色々な情報に晒され不安に思う感情から、間違った情報が拡散されてしまう場合があります。

しかし各小区は必ず正しい通達を提示しています。中国語なので誤読してしまう場合もあるかもしれませんが、対策として、新しい通達が出たらその場で読むのではなく、まずはスマホで撮影し、家に帰ってからゆっくり読むようにしましょう。またどうしても内容がわからない場合はその写真を中国語がわかる人や、日本語が上手な中国人の友人に送って、内容を把握するように心がけてください。

色々と不安もあると思いますが、慌てず冷静になれば見えるものもあります。

逆に楽観視して夜な夜な夜遊びをするのも良くないのですし、感染の確立を高めるてしまいます。

今の時期、感染してしまいますと自分だけでなく、そうとうな数の人に迷惑をかけてしまいます。感染者が飲食店に行っていたことがわかれば、その店は期限不明の営業停止になります。

自分だけでなく、周りの人の為にも感染予防に努めるように心がけてください。