突然日本人から連絡が来てお金の請求詐欺事件

●情報

 

突然日本人から電話が入って身に覚えのないお金を請求されると言う事件が発生しています。

 

電話で「私は代理で電話しています。5万元払ってください」と突然言い出し、具体的な詳細を聞こうとすると「そういう態度するのですか。なら明日会社に行きます」と吐き捨ててきます。

 

そして翌日、1人の日本人と2人のチンピラ風中国人が会社に来て、この名刺はお前のだろと言って名刺を見せてきます。

名刺には縁むすび等のKTVの名前が手書きで書いてあり、それを見せて「金を払ってください」と言ってきます。

 

被害者が何のお金かを聞いても日本人は「それは言えない。俺はただの代理人。とにかく金を払え」としかいいません。

 

請求書や伝票等を求めると「そういう態度するならこちらにも方法がある。上に確認とって連絡する」と脅してきます。

 

その後、電話やSMSで脅迫めいたメールが来るようになります。

 

おそらく被害者の中にはこの段階で値引き交渉をしてしまい、会社への影響、家族への恐怖を考えて実際にお金を払ってしまった方もいると思います。

 

STCCに相談に来られた方は請求書や伝票、代理人としての委任状を要求するようにした結果、何通貨の脅迫メールを最後に連絡が無くなりました。

 

実はこれはただのたかりです。絶対にお金を渡してはいけません。

 

もしこのような事が発生したり、身に覚えがあっても確証が無い場合は相手に以下の事を求めてください。

 

1、誰からの請求なのか確認する。

2、委任状の提示要求

3、伝票、請求書(公章のあるもの)、借用書等の要求。

4、自ら身に覚えのある店や取引先、現在抱えてるトラブルを言わない。

 

上記が一つでもない場合は相手にしてはいけません。

会社に乗り込まれたら、金額等の交渉は一切せずに穏便に帰らせてください。

 

その後、領事館もしくはSTCCにご連絡ください。

 

今回の事件を検証しますと、名刺が連絡のきっかけになっているようです。日本人の名刺を第三者から手に入れると、無作為に連絡し、金を出しそうな人間を探します。

ある意味オレオレ詐欺に近いものです。

 

現在これらをやっている日本人の身元は判明しています。現在逮捕に向けて調査中です。

 

犯人に関して

 

名前:N(本名は判明しています)

様相:茶髪のソフトモヒカン

ビザ:オーバーステイ

その他:公安で一度検挙した際の尿検査で覚せい剤反応あり。現在高血圧を理由に拘留から逃れており、現在も犯行を継続中の可能性があり。

経歴:過去に上海でサウナ(ソープランド)を経営。

 

このような被害に遭わないために以下の点に注意してください。

 

1、名刺をむやみに配らない。特に夜のお店等。発票の為でも必ず回収するように心掛ける。

2、名刺、社員証、パスポートの管理を徹底する。

 

万が一このような電話が来たり、会社に来るようなことがありました、すぐに領事館もしくはSTCCまでご連絡ください。