持ち帰り小姐の日本人を型にはめて囲いこむ手口

●情報

 

どのKTVにもお持ち帰り(売春)の小姐が必ずいる事はご存知だと思います。

しかしいかがだろうか。最近は持ち帰りの小姐は居ないという店が多いと感じないだろうか。

指名した小姐も「私は持ち帰りはやらな」いというのを聞く事が多くなったと感じないだろうか。

つまり表面上、KTVの売春が無くなったように見えるのだ。

かつて買春で捕まる日本人のほとんどがKTVからの持ち帰りだった。今も日本人の逮捕理由のほとんどが同じなのだ。持ち帰りが無いのに持ち帰りで逮捕される数に変化は無い。

これには持ち帰り小姐の変化に理由があるのだ。

 

例えば縁むすびは以前は持ち帰りは当たり前のようにあった。そしてホテルで逮捕されると、店は長寧分局の某警官(元新虹橋派出所警官)に6万元を渡して小姐を釈放し、店の組織売春も見逃してもらっていた。(日本人はそのまま行政処分。店が日本人客まで助ける事はない)

他のKTVも似たようなものである。

しかし政権がかわり、最近はこういうことも難しくなってきている。

そこで出てきたのが隠れ持ち帰り小姐(隠れ売春)である。

 

アゲハ(現ラピュタ)が出てくる以前は、小姐のボトルバックは少なかった。

なのでお金がほしい小姐は持ち帰り可能と主張して、売春で稼いでいた。この頃は持ち帰りできない小姐より、持ち帰り小姐の方が稼げていたのだ。

 

しかしアゲハが始まると、その形は変化を見せた。ボトルバックを大きくして小姐を集めた結果、出張者相手に売春するより、持ち帰りできないと言って駐在客を掴み、継続して店でお金を使ってもらう方が稼げるようになったのだ。

 

こうして持ち帰り小姐と言うのは絶滅危惧種になったわけだ。

 

しかし、持ち帰りによる日本人の逮捕者の数に変化は無い。

これは持ち帰り小姐が姿を変えて同じことをやっている結果なのだ。

 

小姐は出張者でも訪中の多い客や駐在員に「私は持ち帰りはできない。そういう小姐じゃない」と言うのだ。そして一回目は連絡先の交換のみでスルーする。

後日、小姐は客に連絡し、店に来てくれたり、同伴の誘いに乗ってくれたら、小姐は「掛かった」と思うわけだ。

 

そして店で「今日はありがとう。私はあなたに会いたかった。あなたは特別」等と言って、駐在員の心の隙間に入り込むのだ。

その後は「今日は酔った。あなたと一緒に帰りたい」等と言って、男性の部屋に行く。

しかしSEXが終わってもお金の要求は特に無い。男性側が払うと言えばもらう。そしてこれを繰り返して固定客化し、その後は「あなたは特別。あなたが好き」等と言って「恋人」(ここで言う恋人は恋愛の恋人ではなく、「恋人」という名で偽装した関係。いわゆるカモ。あえて括弧付きで表記する)というビジネスに持ち込むのだ。

そしてこういう固定客(恋人)を増やしていくのだ。駐在員の方は「恋人」という言葉に、買春という言葉をかき消されてしまうのだ。

 

その後は「あなたは恋人なんだから私を助けるのは当りまえでしょ」なんて言って、毎月固定のお小遣(給与といってもおかしくない金)をもらったり、売上げ作りに利用されていくのだ。

さらには「恋人」という関係から最後は手切れ金請求に発展するのである。

 

しかし昨今はこの「恋人」という売春関係を作る方法も変化している。

 

先のような方法はここ数年の一般的なパターンで、多くの小姐が使っている手だ。当然今も使われている。

 

では昨年の夏くらいから発生している「恋人」生成方法をご紹介します。

 

当然小姐は元持ち帰り小姐(売春婦)である。

最初の出会いから何回か指名をもらい、そこで客が個人で使える金がある程度あることを確認し、また接待なども多く、売上げに貢献してくれることを確認する。でもなかなか「恋人」関係にもっていけない場合に使う手のようだ。しかも昨年夏から連続してこの被害が出ているので、一部KTVでブームになっているのだろう。

 

その手口はこうだ。

 

前提として会社名などは全て知られている。818などはお会計は小姐がやるため、領収書も小姐に頼む。結果として名刺をとられたり、撮影されてしまうからだ。

 

駐在員被害者はその日も普通に店で飲んで家に帰る。深夜1時くらいになると小姐から電話があり「家の鍵をなくしてしまい部屋に入れない」と連絡が来る。そして更に「行く場所が無いからあなたの部屋に一日泊めてほしい」と言うのだ。駐在員も酔っている事もあり、また男性としての心情から許可をしてしまい、家に招き入れてしまうのだ。そして関係をもってしまう。

この1度のセックスが後々起こる悲劇の始まりとは、誰もこの時は気がつかないのだ。

 

そして中国女性お得意の一言がでる。「中国は関係を持って始めて本当の恋人。だからあなたは私の恋人」と言ってくるのだ。しかし駐在員も好きだから店で指名しているわけだし、異国の地と言う事もあり、その言葉に素直に甘えてしまうのだ。

その後、彼女は店では友人達に「彼氏」と紹介したりして、この駐在員が私のカモと言うことを周囲に周知させ、事実上「恋人」と言う関係を公に認める形にもっていくだ。

 

第三者から見れば「なんでこんなわかりやすい嘘に騙されるんだろう」と思うかも知れない。

KTVの小姐のほとんどは店の同僚とルームシェアしている。鍵屋は24時間営業だ。

第三者になって冷静に考えれば、なんで?と思うかもしれない。

しかし当事者はどうしても「自分の小姐は他の小姐とは違う」「自分は大丈夫」という根拠の無い思い込みがあり、男心もある。またそれらの雰囲気から「好き」というビジネス用語をも信じてしまうのだ。

これは日本でも同じであり、特殊詐欺事件や結婚詐欺、恋愛商法なども人間の特に男の心理を利用した詐欺なのだ。

 

そして事実上「恋人」となった後は皆様もご存知のとおり、「彼氏なんだから私を助けるのは当然でしょ。」「他の子の彼氏は毎月●●元もらっている。私も助けてほしい。」「売上げを作ってほしい」と始まり、断れば逆切れされ会社に乗り込まれる。

「それなら別れる」と言えば「私を遊んだ!」など言って、手切れ金や賠償金数十万元請求される事件に発展するのだ。

こうやって性を使って駐在員を型にはめて囲い込み、お金を搾取していくのだ。

 

よくネット掲示板などでは「おれは●●元で小姐を囲ってる」とか豪語する駐在員もいる。

しかし実態は駐在員が小姐を囲っているのではなく、小姐が駐在員を囲っているのだ。その証拠に売上が少ない時に店に行かなければ物凄い勢いで怒られたり、他の小姐を指名したり、他の店に通えばすさまじい勢いでキレれられるわけだ。これはまさに小姐に囲われている証拠である。

 

今となっては上海のKTV小姐は水商売ではない。駐在員の心に入り込み、勘違いしている駐在員を囲って固定収入を得ているわけだから、水商売と言う言葉は適合しない。

 

最近は駐在員の心の隙に入り込む方法は巧妙だ。こういうことがあることもきちん把握して、夜の店を利用してほしいと思う。