旅行者は要注意!南京東路で観光客を狙ったぼったくりが急増

●情報

 

春休みに入り、上海に観光旅行で来る方も多いと思いますが、昨今、観光地である南京東路から外灘にかけて、ぼってくり店に誘う呼び込みが活発化しています。

 

よくある手口(声かけ)を記しますので、このような誘いに乗らないよう注意してください。

 

1、中国人観光客を装って近づくパターン

中国時女性(1人から3人程度)に中国語で「○○(観光地名)に行きたいのですが、教えてください」と聞いてきます。そして外国人観光客とわかると、たどたどしい日本語や英語で「私たちは天津から来ました。一緒に観光しませんか」と誘われます。そして一緒にお茶屋さんに行ったり、レストランに行くことになります。それぞれのお茶屋やレストランでも少し高額なお金を請求されます。これは店がこの呼び子に謝礼を渡しているからです。そして最後に「知り合いのバー(もしくはカラオケ)に行きませんか」となり、これに着いていくと性サービスのあるぼったくり店に連れて行かれ、高額請求されます。

この呼び子が男性の場合もあります。いずれも特徴は「天津から旅行で来た」と言うところです。

男性の場合ですと最後に「せっかくだから女の子を見に行こう」とか「スケベな店に行こう」などとなります。

 

2、ホテル前にいる呼び込みのパターン

これは中国人男性や女性など、単独で声をかけてきます。「マッサージ?300元。」とか「飲み放題300元」などと声をかけてきます。そして悩んでいると「女の子見るだけでもいい。大丈夫」と言って誘われます。そして着いていくと無理やり女の子を選ばされ、性サービスとなり、高額請求されます。

 

南京東路や外灘等では1のパターンが以上に多く、虹橋エリアなど出張者狙いは2のパターンが多いです。

 

そしていずれも必ず性サービスがあります。これは買春させることで、警察に行けないようにする為です。

 

以前は請求が雲3万元以上だったのに、’昨今では請求額も低く、最初の請求が10000元から15000元程度に抑えられており、最終的に8000元から10000元とられると言うものになっています。

これには理由があり、上海市の条例、公安の規定、工商局の規定で1万元以下は高額請求事件にならないからです。また個室内の録画や個人情報を収集することで、観光者が帰国してもお金を稼ぐ方法があるからです。

 

もし警察に行っても、1万元以下ですと、消費内容を証明できないため、取り合ってくれません。

STCCでも1万元以下ですと、法的安全確保ができないため、店によっては対応できない場合があります。

 

日本から来る観光客からすれば1万元(約16万円)は高額です。しかし虹橋エリアの日式KTVの中には、1人で店に行っても小姐(ホステス)にそそのかされ8000元以上の支払いになることは多々あります。

日式KTVの場合は小姐に気に入られようと、メニュー表に則ってワインやシャンパンを入れてしまうため、自業自得ですからぼったくりではないのですが、ぼったくり店はメニュー表を見ることはありません。支払いも脅迫下で行われます。しかし消費内容を証明する方法がありません。1万元以下で警察に行っても、店が空き瓶と最後にサインする白紙の伝票に消費内容を書いて持ってくれば、それは脅迫下での支払いや不当請求にならないのです。

そもそも言葉の壁もあり、自分の主張を通せないのも事実です。

 

呼び込みも声かけも進化しており、あらゆる方法であなたのお金を狙っています。

どんなに可愛くても、どんなに筋の通る話であっても、知らない中国人に声をかけられても、一緒に行動することが無いように気をつけてください。

また買春行為は違法であるという自覚を持ち、中国の法令を遵守していれば、そもそもこのような被害にあうことはありません。日本人として、現地法令遵守を心がけるようにしてください。

 

上海STCCでは万が一ぼったくり被害にあった方の手助けを行っております。

金額が1万元以下でも個人情報をとられてしまっている場合、出張者や観光者で、このような被害が始めてであり、きちんと反省されている方の場合に限り、無償で個人情報や録画の削除をお受けしています。

 

ぼったくり被害に関しては「ボッタクリ被害者専用窓口」でのみお受けしております。

電話や無料相談窓口からお受けしておりませんので、ご注意下さい。