麻雀をやる人は注意!娯楽と賭博の境界線

●情報

 

中国では賭博は禁止されていることはみんな知っていると思います。カジノ、スロットなどの店もありますが、当然これらは違法賭博。捕まれば行政処分などが科せられます。

 

では街中でみんなやっている麻雀やトランプなどは賭博ではないのか?

 

厳密に言えば賭博に当たりますが、麻雀とトランプに関しては補足があり、合法に遊ぶことができます。

しかしその補足を超えますと違法賭博として警察に捕まってしまいます。

 

では麻雀やトランプでどこまでが娯楽で、どこからが違法賭博なのか解説いたします。

 

1、営利目的ではなく、親族間でお金を賭けている麻雀やトランプは処罰対象外。ただし金額があまりに大きい場合は処罰される。

 

2、親族以外の他人(友人)とでお金を賭けて遊ぶ麻雀やトランプで、参加人数10人未満の場合は以下のように分けられる

 

 A:一人当たりの平均賭け金が1000元未満の場合は娯楽と判断し、処罰の対象外。

 B:一人当たりの平均賭け金が1000元以上3000元未満の場合は行政処分罰金500元以下

 C:一人当たりの平均賭け金が3000元以上5000元未満の場合は行政拘留5日以下

 D:一人当たりの平均賭け金が5000元以上の場合は行政拘留10日以上15日以下、

   罰金500元以上3000元以下

 

また各都市ではこれ以外にも賭け事で重大賭博として扱われる賭け金の基準があります。麻雀やトランプ以外の賭け事(スロット、カジノ、電子ゲーム類、賭けゴルフ、賭けスポーツ等)は以下の基準で重大賭博罪となり処分が重たくなります。

 

北京市:個人賭け金300元以上500元未満は罰金500元以下。500元以上1500元未満は行政拘留5日以下

    1500元以上は別途処分

 

上海市:個人賭け金100元以上で重大賭博と認定し、治安管理処罰法違反となる。

 

河北省:個人賭け金200元以上で重大賭博と認定し、治安管理処罰法違反となる。

 

山東省:賭け金100元以上もしくは場代400元以上で重大賭博と認定し、治安管理処罰法違反となる。

 

深セン市:個人賭け金500元以上で重大賭博と認定し、治安管理処罰法違反となる。

 

江蘇省:賭け金200元以上1000元未満は罰金500元以下。1000元以上3000元未満は5日間拘留

 

吉林省:平均賭け金500元以上2000元未満、もしくは勝ち金が2000元以上8000元未満で

    賭博違法案件となり指導対象。

 

四川省:勝ち金1000元以上4000元以下で行政処分。

 

 

たかが麻雀と思いがちですが、日本でも芸能人が賭け麻雀で逮捕されるニュースなどもあります。麻雀といえども、規定を超える賭けをし、行政拘留になれば自身の社会的信用が堕ちるだけでなく、会社内でも影響が出ると思います。ビザにも影響出てしまいます。

麻雀を娯楽で終わらせるために、規定の賭け金内で遊ぶようにしましょう。