6月6日より禁毒キャンペーンが始まってます

●情報

上海では夜の経済活性化(陪酒小姐のいるKTVやBAR、スナック、クラブ、風俗店を除く)で露店などで盛り上がっていますが、同時に上海市公安局では各派出所が専門チームを作り、夜の悪の取締りも強化を開始しております。6月6日より、特に麻薬や覚醒剤などの違法薬物使用に関しては「禁毒キャンペーン」と題し、市公安局、市禁毒委員会瓣公室、上海禁毒社団、上海法治報社などによって展開し、より一層の取締りに力を入れております。

 

上海では量販式KTV、陪酒小姐のいるKTV、ディスコやクラブのVIP室、マンションでの若者の違法薬物使用が多く、これらを重点的に取り締まっております。

また多くが第三者の通報で検挙されています。マンションなどでもまとめて数人が検挙されております。

必ず誰かが見ているという事です。

 

上海で良く出回っているのは大麻、コカイン、アヘン、覚醒剤(アイス、ヤーバー)、藍精霊と呼ばれる日本のフルニトラゼパム錠2mgという不眠症治療薬です。

 

実は中国では薬物の使用に関しての処罰は軽く、製造・販売・輸送は極刑となっております。

したがって若者の間で軽い気持ちで手を出してしまう人も多く、日本人でも覚せい剤使用で捕まる人もいます。

過去には某クラブで日本人DJがクラブ内で日本人向けに紅玉や覚醒剤を売っていたり、日本人女性が覚せい剤使用で検挙された時に派出所に接見に行ったのですが、取調室で発狂し頭からひたすらペットボトルの水を浴びているという、悍ましい光景を目にしました。

 

日本では覚醒剤はポンプを使用する場合が多いので腕を見ればすぐにわかるのですが、中国の場合だとヤーバーや藍精霊は錠剤で酒と一緒に服用。アイスは炙り、大麻やコカイン、アヘンは煙草のように燃焼さて吸引します。

したがってパッと見ではわかりません。

 

また違法薬物の使用に対する処罰は罰金2000元、15日から30日の行政拘留と軽く、常習者は1年の社区監視や3年以上の医療監視などもありますが、ほとんどが罰金と行政拘留です。

 

中国で日本人が薬物に手を出してしまう原因が、友人達とのパーティーで周りがやっていて一緒に吸引してしまったり、KTVで指名の陪酒小姐が薬物を使用していて、KTVの個室で勧められて一緒にやってしまったりというのが多くあります。日式大型KTVでも覚醒剤を販売している店もあります。また陪酒小姐が日本人に自分の分を高額で売る場合もあります。

 

観光で上海に来る人は別として、駐在員や出張者は会社の命令で仕事で滞在しているわけです。処罰が軽くても麻薬は体を破壊するだけでなく、捕まれば拘留になりますから会社に与える影響も少なくありません。

 

現在、麻薬取締キャンペーンを行っています。万が一、自分が居合わせた場所で麻薬使用者がいた場合は直ちにその場を立ち去るようにしてください。自分が使用していなくても周りが使用していた場合、一緒に派出所に連行される場合があります。たとえ無実であっても、無実を証明するまで1日から2日は拘束されます。

違法薬物に手を出さないのは当然ですが、違法薬物使用者がいる、いるかもしれない場所は避けるように心がけましょう。

 

その他、各区公安局では賭博の取締りも行っております。上海では200元以上の賭博は違法となります。高額の賭け麻雀、賭けゴルフ、スロット、老虎機、地下カジノなどは絶対に止めましょう。

 

 

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