上海でボッタクリ被害が急増しています

●情報

 

昨今、上海市内で悪質なボッタクリ被害が急増しています。

STCCには毎日のように「ボッタクリ被害」に関する相談が来ております。

 

ボッタクリに遭わないためにも、被害後のためにも、上海にお起こしになる前にご確認ください。

 

・ボッタクリ手口


【2020年12月18日追加分】

新型コロナの影響で、元々ぼったくり組織のターゲットだった観光客や出張者がいない為、組織もターゲットを駐在員にするべく、手口も変化しております。

駐在員だと当然ですが、呼び込みに声を掛けられても着いて行くことはもうないでしょう。そこでぼったくり組織も手口を変え、これまでSTCCで再三に渡り注意喚起してきた「探探」などの出会い系やマッチングAPPで男性を引っ掛ける方法が、最近になって急激に増えてきました。

手口としては組織の呼び込み担当組がアプリで男性を引っ掛け、南京東路付近で待ち合わせ。その後、食事と称して組織が運営するレストランに移動して酒を大量注文され、9000元ほど請求されます。

もしこれで目が覚めないと、カラオケやBARに誘われ、再び酒の大量注文をされて9000元ほど請求されます。

中国の出会い系アプリ、マッチングアプリ、Wechatの近くにいる人機能で出会う異性の殆どが詐欺です。

同姓であっても投資詐欺、FX詐欺、仮想通貨詐欺です。

良く掲示板などで「素人とやれた」などという書き込みを見ますが、全て嘘だと思ってください。

きっと自分が被害に遭って、悔しさから他人を巻き込もうとしているのでしょう。

今、中国に滞在している人はほとんどが駐在員でしょうから、是非とも自身の会社の異性のローカル社員を見てみてください。誰が「出会い系で彼氏ができた」とか言っていますか?

誰もが「探探」などの出会い系は詐欺と分かっています。知らないのは外国人だけです。

日本国内の出会い系APPは運営会社がきちんと管理し、有料サービスにすることで詐欺を防いでいます。それでも詐欺に遭う人がいます。

そんな中、自由気ままな中国の出会い系APPで真面目な交際ができるでしょうか。

ローカル社員に聞いてみてください。誰もが詐欺だから登録するわけがないと言います。

残念ながら現在の出会い系アプリを利用しているのは詐欺師とKTV陪酒小姐と何も知らない外国人だけです。

急激に被害報告が増えておりますので、絶対に利用しないようしましょう。


【2017年12月10日追加分】

店内で売買春行為がなければ、カード利用控えを持って派出所に通報するのがよいでしょう。

しかし店内で性サービスを受けてしまった場合、派出所に行っても警官次第で3つに分かれます。

 

1、話を聞いてくれて、店の人を派出所に出頭させてくれる。その後は「派出所内で話し合え」となります。 ただし話し合いがまとまらないと帰宅できません。和解成立が絶対条件です。

また店の人間が録画を編集して派出所に持ってきて「強姦された」と主張して逮捕された日本人もいます。ですから店内で盗撮されていない事も絶対条件です。

 

2、警官に「おまえがそこで何をしたか知らないと思うか。自分の都合の良いことばかりを言うな」と怒られて追い返される。これが最近では一番多いパターンです。

 

3、窓口の警官が巡回中の警官に連絡し、巡回中の警官が店に行く。そして現場で性サービスの有無を録画で確認し、性サービスが確認されると、店の人間を拘束し派出所に連れてくる。

そこで双方から話を聞き、店の人間は逮捕。客側は行政処分で拘留や罰金と再入国禁止となります。

また拘留中(罰金の場合でも翌日派出所に出頭しなければいけません)に店の人間の逮捕に関しての供述をとったり、どのように声をかけられ店に行き、どういう状態で性行為をしたかなど、全て供述調書に記録され、公安のネットワークに登録されます。供述が終わると罰金刑の場合はその場で開放。拘留処分の場合は留置所に移送されます。最近はこのパターンも増えております。


基本的に手口はすべて同じです。少し日本語が話せる中国人が「女の子300元のみ」とか「マッサージ!女の子いるよ」「女の子見るだけでも大丈夫」などとしつこく話しかけてきます。少しでも呼び込みと会話してしまうと執拗に追いかけてきます。

 

タクシーで20元から30元くらい走るとビルに案内させられお店?の個室に案内されます。

昨今は虹橋エリアに店が多く、徒歩で移動する場合もあります。虹橋エリアの店は「店の場所がわかっても問題ない」という自信があります。これは某局と密接に関係していて、一切摘発されないためです。

 

そこでお酒と買春を強要させられ性行為を行い、お会計時に数万元の請求がきます。

 

支払いを拒絶すると中国人男性が数人部屋に入ってきて威嚇。値段の交渉をすると10000-30000元あたりでカードで支払わされます。

 

そして被害後に地元の派出所に行っても、ボッタクリがあった現場がわからない(出張や旅行者では当然です)為、被害届を受理してもらえないのと、買春をしてしまったと言う負い目から泣き寝入りせざる負えない状況となっております。呼び込みと店は別組織です。呼び込みの場所がわかっていても、店がわからなければ何もできません。

昨今では派出所に行って、逆に買春で行政処分を受ける報告もあります。これは店が性サービスを録画しているのが原因です。本来であれば店側は刑事罰で逮捕、買春側は行政処分で罰金もしくは拘留なのですが、虹橋エリアに関しては、どうも店側が録画を定期的に提出し「店の女が強姦された」と報告していたり、「店の女が日本人に言われて仕方なく売春したらしい」と報告し点数稼ぎをしていることが理由にあるようです。警察も「虹橋エリアには外国人(日本人を含む)が多く、買春するやつが居なくなれば、店もなくなるだろう。店を摘発するのは大変な作業だが、買春外国人を処分するのは簡単」と考えているようです。

 

以下の写真はボッタクリ被害で警察に被害届を出した際に、逆に強姦容疑(買春も含む)をかけられてしまい、STCCが立ち会った際の写真です。(ボッタクリ一覧にも掲載中)

 

 

録画を確認し、入国記録の写真と顔認証システムで照合しているところです。

 

・被害現場

 

基本はすべて呼び込みです。

 

当方に来ている被害者の呼び込み遭遇現場は「南京東路」「上海賓館付近」「虹橋賓館付近」「仙霞路」が殆どで、それ以外にも日本人が多く利用しているホテル前でもあります。

 

・対策

 

まずどんな状況であっても、絶対に呼び込みにはついていかないでください。また万一被害にあった場合はある程度値引きはできますが、ムリに抵抗すると暴力を受けますので、生命の安全を優先してください。

開放されたらビルの入り口にあるビル名、もしくは番地(上海では各建物の入り口に緑色のプレートで路の名前と番地が貼ってあります)を覚えるか、携帯のカメラで撮影してください。

昨今では店内の行為は全て録画されています。当然店が検挙されれば顧客情報と録画は警察が押収します。そして送検するために一件一件確認するわけですから、被害者の今後の中国での活動に影響が出る可能性もあるわけです。また店が点数稼ぎのために「売春を共用された」と言って警察に録画を編集して提出しています。

 

店さえ特定できれば録画や個人情報の削除交渉は容易にできますし、STCCでは初めての被害者に限り、無償で録画や個人情報の削除交渉業務を行っています。これらは帰国後でもお受けしています。

またお金の回収業務も成功報酬で別途行っております。

 

・よくある脅し文句

 

売春を強要されて行為をしてしまいますので、相手は「警察に通報しても良いが、お前も捕まるぞ」と言ってきます。

また最近では暴力行為、特に虹橋エリアの店では短髪で小太り中国人男性が腕で首を締め上げ、のどが潰されたり、中には失神してしまった人も居ました。

 

・総括

 

昨今ではムリな抵抗は生命の危険もあります。また録画され個人情報を奪われ、後日帰国後に被害が出るケースもあります。

またカードを渡してしまったがために、カード番号とセキュリティコードを盗まれ、個人情報と合わせて、後日、ボッタクリ店が設置しているオンラインショップで高額取引が発生したり、換金性の高い商品を購入されたりとの被害も出ております。

 

ボッタクリ店も昔と違い進化しています。またその手口も暴力的になっており非常に危険です。

警察もあてにできない状況になりますので、呼び込みには絶対についていかないようにしてください!