中国で出会い系やマッチングアプリ利用時の注意と警告

●情報

これまでにも再三に渡り、出会い系やマッチングアプリ、Wechatの近くにいる人機能を利用に関する注意を発信してきました。

それにもかかわらず、安易にこれらアプリを利用して相手を信用した結果、騙される被害が多発しております。

ここ数日もこのような被害報告が急増しております。

 

「探探(過去記事にて注意済み)」「Wechatの近くにいる人機能(過去記事にて注意済み)」「SKOUT(過去記事にて注意済み)」「陌陌」「SOUL」「TINDER」などを利用して女性と知り合い、デートした結果、ぼったくり被害に遭ったり、美人局にあったりとの被害が続出しております。

また日本人ではありませんが某売春アプリ(過去記事にて注意済み)を利用した中国人の新型コロナ感染、性病感染、美人局、窃盗、詐欺の被害も発生しています。

 

これらアプリは本来の目的である純粋な出会いのきっかけや、同じ趣味の者同士のマッチングを目的としていれば非常に有意義なアプリです。しかし利用目的を間違えると色々なトラブルに巻き込まれてしまいます。

 

特に男性が女性を探す場合、中国国内では非常に高い確率で何かしらの被害に遭ってしまいます。

また日本人男性や外国人男性を求めて登録している女性の99%が何かしらの犯罪を企てている人です。

つまり男性の下心を利用した犯罪です。

 

特に上海で被害が断トツ多いのが、アプリで下心丸出しの男性に接近し、デートの約束をする。

待ち合わせ場所で会い、そのまま女性と裏でつながっている飲食店(南京東路の上○珈琲、九〇ラーメン)などに連れて行き、男性の許可を得ず高額(利益率の高い)ワインや日本酒を大量に注文し、お会計で数千元を請求してキックバックを得る。

中にはこれで懲りずにそのまま女性に言いなりBARに行こうと誘われ、付いて行った結果、ビルの一室に連れ込まれ、アプリで知り合った女性が消えたと思ったら、新たな女性が数名現れ、そこで女性を選び性交。数万元のぼったくり被害に遭った若い世代の日本人もいました。

 

他にもお茶屋に連れて行かれて高額の茶葉を買わされたり、女性をホテルや自宅に連れ込んで美人局にあったりと、非常に被害が多いものです。

 

先に述べた飲食店に連れ込まれたぼったくりにおいては被害の回復が非常に難しくなります。

まず、女性と店のつながりを立証できません。たとえ男性の許可を得ていないとしても、連れである女性が注文すれば、店としてはその商品を出しただけになります。しかもメニューには正しく金額が記されています。したがって警察に行っても相手にしてもらえません。

 

これはKTVの陪酒小姐が客をアフターで知り合いのBARに連れて行き、高額のワインを入れさせてキックバックを得るのと同じです。仕入れ50元前後のワインを1800元で売るわけです。陪酒小姐はボトル利益の50%以上キックバックしてもらっています。店もそれを見越した価格設定をしております。

しかし客は仕入れ値を知る方法はありません(市場価格を調べる方法は過去記事にあります)。

仕入れがいくらでもメニューに1800元とあれば店の正規価格になるのです。高いと感じたら注文しなければよいし、陪酒小姐が勝手に注文してもキャンセルすればよいのです。しかしこれらの正常な行動を下心が妨害してしまいます。結果、しっかりと陪酒小姐の裏稼業に利用されてしまうのです。いわゆる俗に言う「カモ」となるわけです。男性側は「恋人」と思ってしまっているのも悲しい現実です。

 

先に述べたアプリで知り合った女性と飲食店に行って高額消費させられるのも、KTVの陪酒小姐に誘われてBARで高額消費するのも原理は同じです。

しかしアプリ女性の場合はぼったくり被害に遭ったと感じ、後者のKTV陪酒小姐の場合はぼったくりと感じ無い人が多いと思います。

つまりこれらの被害は男性側の感覚次第という事になります。

したがって警察に行っても受理されないのです。

 

ちなみに日式KTV陪酒小姐と組んで高額請求(メニュー通りですが)するBARやレストランは仙霞路(威寧路-安龍路間)で4店舗、仙霞路(その他)で1店舗、虹古路で2店舗、新漁東路で3店舗、芙蓉江路で1店舗把握しております。

※現段階では店名を公開しません。今後、夜情報の月額会員制を検討しているため、会員制に移行次第、会員には公開予定

 

少々話がそれましたが、中国、特に上海において出会い系アプリやマッチングアプリで日本人男性を求める女性の99%が何かしらの犯罪を企んでおります。

不要なトラブルに巻き込まれないためにも、このようなアプリの利用は控えるように心がけてください。ネット掲示板等には「○○アプリなら出会えるよ」「○○アプリなら安全」などと、悪意を持って故意に日本人を貶めようとする同じ日本人の書き込みもあります。このような情報に流されることなく、トラブルに巻き込まれないように心がけてください。

 

 

 

※※STCC記事の無断転載、無断リンクは硬く禁じております。

Wechatはもちろん、LINE、ツイッター、フェイスブック等も含めたSNS、いかなる運営会社のブログ、掲示板、ホームページ、社内ネットワーク、クラウド、電子メール、SMSへの記事の転載やリンクも禁止しております。(トップページを除く)

また記事をスクリーンショットした画像の配布や発信も固く禁じております。

今後も適切な情報を中国で滞在する日本人に発信するため、無断転載、無断リンクに関するSTCC規定をご理解下さいますようお願いいたします。

無断転載、無断リンクに関する注意はこちら→「上海STCCの無断転載、無断リンクに関して