結婚調査-KTV小姐の実態調査例

●依頼内容

 

飲み屋(KTV)で知り合った女性と結婚を考えていますが、出会った場所が場所だし、出身が地方なので、家族が彼女の言う通りなのか不安です。中国では結婚すると家族や親戚までの生活まで全てかぶるので怖いです。彼女の経歴、構成等の調査をお願いします。

 

●調査提案

 

彼女が普通の女性(夜関係の仕事をしていない女性)であれば、普通に実家状況や家族構成、彼女の背後関係を調べますが、KTV小姐であるならば、依頼者には申し訳ないが、高額な費用を払って調べる必要は無いと思います。経験上、小姐調査パックで簡単に実態がわかると思います。言葉は悪いですが、はっきり言いますと、想像がつきます。

もし当社の想像が外れた場合は小姐調査パックを無料にして、引き続き結婚調査を行います。

当社の想像が当たった場合は小姐調査パックのみで、それ以上の調査は必要なくなると思います。

 

●調査

 

プラン:小姐調査パック

必要書類:写真、彼女に関する全ての情報。

 

●調査結果

 

身分証が本物であることを確認し、彼女が依頼人に話している情報(住所等)の真偽調査を開始する。

 

開示情報の真偽を確認後、調査を開始する。確認後、当社のトラップシステムを使い、彼女が当日同伴出勤似ないことを確認し20時に予約。

予約と同時に尾行調査となる。19:30、KTVのE店2号店に入店。調査員は20時に入店。

彼女と別のホステスB子1名を指名し、会話を始める。彼女に恋人がいるか聞くが、恋人はいないという。まぁ当然である。

その後3人でゲーム等を行い、彼女を酔わせる。そこで結婚とか考えていないかを確認。彼女は「まだ若いし、親の生活や弟の学費のために若いうちに稼がなければいけないからまったく考えたくない」とのこと。

 

彼女がトイレに行っている間に、もう一人のホステスB子に彼女について聞く。

 

B子は「彼女は中国人のヤクザの彼氏がいるから無理よ。私なら今フリーだから。後で遊びに行く?」と言われる。

 

彼女に疑いを持った調査員は依頼人を店に呼び彼女を指名してもらい、調査員から彼女を離す。

 

調査員はB子にお小遣いを渡し、酔った振りで、彼女を誉めて情報を聞き出す。

B子も泥酔状態で、該当者の悪口を連発する。

「彼女はヤクザの他に3人の日本人と付き合っていて、毎月1万元(日本円で約15万円)ずつもらっている」との事。実家は農家で、彼女の仕送りで生活しているとの事。実弟も居て、学費等でお金をかき集めてるとの事。

 

B子もお客獲得の為、必死である。

その後、依頼人をトイレに呼び出し、簡単に事情を説明。依頼人には先に帰ってもらい、彼女を調査員の部屋に戻す。

この時点で該当者の結婚詐欺を疑った調査員は、確実な証拠を入手する為、お金の話しや家族の話しをして、彼女の様子を探る。

 

ためしに調査員は「毎月1万元と弟の学費を出すから、店を辞めて恋人にならないか」と提案してみる。

すると彼女はあっさりと「本当に!いいよ」とOK。ある程度の情報が集まったので、最後の証拠収集に行動を移す。

 

B子がトイレに行っている間に、相場より高い2000元でホテルに行くか商談する。するとまたもあっさりOK。

 

店を出てとりあえず近くのホテルのロビーまで行き調査員は「酔ったから寝たい」とお小遣いを渡し彼女を帰らせる。

 

彼女がホテルのロビーを出たところを確認し、きちんと家に帰るかの調査を開始。

 

しかし彼女は家ではなく古北の日本人が多く住むマンションの一室に入っていきました。

 

この時点で依頼人に連絡し、事情を説明。このまま調査をしても、彼女の実家の調査等で費用がかさむ為、調査打ち切りを勧める。肩を落とした依頼人は調査打ち切りを決める。

 

実際こういうことは多く、中国では結婚する際に家を買う習慣があり、また家族や親戚のことを考える。

また夜の仕事で普通の金銭感覚を失っているという事も有り、今の生活を簡単に捨てられない現実があります。(彼女たちは1ヶ月で親の年収以上の金を稼いでいる)

 

そのため結婚後も彼女はは仕事を止める気配はなく、結婚自体を「仕事」と割り切っている。こういうお金の為にはなんでもする子が、ここ中国では非常に多いのである。

 

[上海DMC探偵事務所]より