●情報
11月30日から始まる日中間(香港、澳門を除く)ビジネストラック(中国側ではファストトラック)が始まります。
ここでは日本から中国、そして日本への帰国に関しての流れをご説明します。
◆日本国内(出発前)
1、訪問先により各地政府商務委員会などの招聘状を取得
2、管轄する在日本中国公館にてビザ申請
3、搭乗2日前に在日本中国公館指定のダブル検査機関でPCR検査と抗体検査を行い、陰性証明を取得
4、在日本中国公館指定サイトよりグリーン健康コードを取得(12月1日より)
5、保険加入(旅行保険等)
◆中国国内(入国時)
1、空港でのPCR検査。検査結果が出るまで指定の施設で隔離(1日から2日間程度)
◆中国国内(入国後)
1、招聘状の受け入れ事業体(受け入れ先企業等)による直接移送
2、閉鎖管理(訪問先や外部接触の限定等、管理(許可)された行動のみ可能)
3、入国後14日目にPCR検査を受け、陰性なら通常生活へ移行可能
◆中国国内(帰国前)
1、帰国前14日間の健康観察
2、出国前72時間以内に検査を受け、陰性証明を取得
◆日本国内(帰国時)
1、質問票の提出
2、誓約書と日本国内活動計画書の提出
3、検査申告書(検査証明添付)の提出
4、接触確認アプリのインストール
◆日本国内(帰国後)
1、14日間の公共交通機関の不使用
2、日本国内活動計画書に基づき、14日間は自宅と勤務先の往復等に限定
3、14日間の健康フォローアップ
4、14日間の位置情報の保存
短期ビジネス目的のビジネストラックでも訪問先政府機関等の招聘状は必要になります。
また招聘状を元に在日本中国外公館にてビザ申請が必要になります。
中国入国後は14日間は招聘状に基づいた行動のみとなり、移動手段は受け入れ先が直接移送する形になります。決して自由に行動ができるわけではなく、当然夜遊びなどは禁止で、受け入れ先以外の第三者との接触も禁止です。
現地担当官の指示に従わなかったり、無断で自由な行動をとった場合は処罰されます。
14日目のPCR検査で陰性となれば、帰国日までは自由に行動できるようになります。
中国滞在が7日以内の場合、日本入国の為の検査証明は、帰国前に取得するか、帰国後に自費で取得するかの選択が可能です。
また希望するすべての人がビジネストラックが可能というわけではありません。経済貿易、科学技術等の業種は指定されております。ご不明な点は管轄の中国公館にお問い合わせください。
基本的に日本は高リスク地区に指定されております。14日目の検査で陰性であっても、中国国内各地の健康QRは紅色もしくは黄色の可能性があります。(11月27日現在では未実施の為不明)
中国国内各地の健康QRが緑色になるまでは公共施設、公共交通、飲食店などの利用はできませんのでご注意ください。
また多くの都市で地下鉄やバス、タクシーなどではマスク着用が義務付けられております。上海市では外出時のマスク携帯が必要です。マスクは多めに準備するようにしてください。
入国後、PCR検査の結果が出るまでの1日から2日間は指定の施設での隔離となります。その点を踏まえた準備をするように心がけてください。
また隔離施設が決定したら、受け入れ先は直接移送しなければいけませんので、必ず受け入れ先に隔離場所を伝えるようにしてください。
有効な居留許可証を持っている方や、中長期滞在(通常のMビザ)での一般入国(レジデンストラック)は、これまで通りの中国政府発表の防疫措置に則った入国手順になります。
詳しいお問い合わせは日本国内の中国外公館にお願いいたします。
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